美容院でカラーしたけど、気付くと「あれ?もう色落ちしてきた?」と1~2週間で残念な結果になる事がありますよね。
すぐに色落ちしてしまったら残念。
今までに色持ちを良くする方法を聞いた事があるかもしれませんが、何が一番良いのか分からないですよね…
ということで今回は、ヘアカラーの色落ちの原因と色落ち対策を紹介していきます。
色落ちの原因
女性なら誰もが染めたばかりのヘアカラーを一日でも長くキープしたいですよね。
その為には、まず色落ちする原因から見ていきましょう。
色落ちの原因【①カラー当日にシャンプーする】
「今日はシャンプーを控えてください」と美容師さんに言われますよね。
これにはちゃんとした理由があり、ヘアカラーを定着させるまでに24時間以上が必要だと言われている為です。
しかし、ニオイなどが気になって、洗浄力の強いシャンプーなどで洗ってしまうと色落ちする原因になります。
色落ちの原因【②摩擦やキューティクルへのダメージ】
摩擦や乾燥によって髪の潤いを守るキューティクルが傷んでしまうと、潤いと共に定着したヘアカラーの色素も一緒に流れ出てしまうので、色落ちしてしまう事があります。
色落ちの原因【③紫外線による影響】
紫外線は肌や髪にダメージを与えますが、それだけでなく髪の内部に定着した染料を分解してしまうので、色落ちを早めてしまう事があります。
紫外線ケアに関してはこちらの記事を参考にしてみてください。
絶対日焼けしたくないあなた!365日「紫外線対策」出来てますか?
色落ちの原因【④日本人ならではの髪質】
メラニン色素は髪の毛の色の元になるのですが、この色素が多い日本人の髪質は、色が入りにくく抜けやすいと言われています。
ヘアカラーをした後、色落ちするまでの期間は?
ヘアカラーをした後、どのくらいの期間で色落ちしてしまうのか気になるところですが、人によって様々ですが、髪の明るさや入れるカラーの色、髪のダメージの度合いも関係してくると言われています。
ハイトーンでハイダメージなら約2~3週間、一般的なヘアカラーなら約1~2ヵ月で色落ちすることがほとんどです。
ヘアカラーの中でも、色落ちしやすい色と色落ちしにくい色がある!
この事実について、皆さんはご存知でしょうか?
知らない人も多いと思うので、ざっくりご説明します。
色落ちしやすいカラー
アッシュ系や赤、ピンク系は色落ちしやすいカラーです。
黒髪は脱色するとオレンジや黄色になりますが、アッシュ系にとっては馴染みにくいカラーだと言われています。
また、赤系のカラーも髪の表面にしか染められず、内部まで浸透しにくいので色落ちしやすくなります。
色落ちしにくいカラー
ブラウンやヴァイオレットなど、ダーク系は色落ちしにくいカラーです。
そこまで脱色をしなくてもいいので、黄色が邪魔せず、色落ちもしにくいと言われています。
しかし、色落ちは必ずするものなので、色落ちしてくると黄色みや赤みを帯びたりすることがあります。
一応色落ちしやすいカラーと色落ちしにくいカラーを分類していますが、髪質にもよりますが何色にしても色が落ちる事に変わりありません。
ただ、付け加えるとするならば、暗い色になればなるほど色持ちは良く、明るい色になればなるほど色持ちは悪くなります。
ヘアカラーの色落ちを防ぐ為に出来る7つの方法
色落ちの原因が分かったところで、早速色持ちを良くする為の方法を紹介します。
色落ちを防ぐ方法【①カラー当日にシャンプーをしない】
カラー当日はヘアカラーが完全に定着しておらず、ゴシゴシ洗うとヘアカラーの色が抜けやすくなります。
完全に定着するまでには、およそ3日程かかります。
3日も我慢する必要はありませんが、デリケートな状態のカラー当日はシャンプーを控えましょう。
どうしてもさっぱりさせたい夏場などは、ぬるめのシャワーを頭皮中心に当てるようにするくらいで止めておきましょう。
カラー当日のサロントリートメントの効果に関してはこちらの記事を参考にしてみてください。
美容院のトリートメントって効果あるの?長持ちさせる方法教えます!
色落ちを防ぐ方法【②シャンプー選びに気を付ける】
色落ちを防ぐのに断然おすすめなのが美容室で買える様なサロンケアシャンプーです。
これは、高い物を使いましょう!という事ではなく、色落ちを考えると多少のコストの違いで大きな差が出てくるからです。
市販で尚且つ安価で販売されているシャンプーは、いわゆる“石油系シャンプー”で洗浄力がかなり強くなっています。
それはもちろん大量生産でコストを抑える為にも原材料が安い物で作られています。
その為カラーとの相性が悪く色落ちがかなり早くなってしまいます。
その一方、サロンケアシャンプーと言っても幅広いのですが、おすすめは“アミノ酸系シャンプー”です。
洗浄力はやや弱くなるのでしっかりと汚れを落とす為に丁寧にシャンプーする事が大切です。
その分色落ちのスピードはぐんとペースダウンするので、カラーをゆっくりと楽しむ事が出来て褪色も綺麗な色落ちが楽しめるのがポイント!
一度これは試してみると1ヵ月後全く違った髪の毛に生まれ変わるかもしれません。
シャンプーの選び方に関してはこちらの記事も参考にしてみてください。
【シャンプーの種類と特徴、上手な選び方】美容師が詳しく教えます!
色落ちを防ぐ方法【③カラーシャンプーを使う】
これは、使うのと使わないのではかなり違います。
代表的なのはこの3色で、
- 紫
- シルバー
- ピンク
紫は髪の毛の黄ばみを抑えたい方、シルバーはアッシュ系を長持ちさせる、ピンクはピンクなど赤系の色を長持ちさせる、などの効果があります。
ここで注意しておきたい事は、カラーシャンプーは髪の毛を染めるものではないので、1回では効果は見られないという事。
継続する事で色持ちの効果もぐっと上がりますよ!
紫シャンプーについては、こちらの記事を参考にしてみてください。
【ブリーチをしている人は必見!】美容師おすすめムラシャンTOP3
色落ちを防ぐ方法【④すぐに髪の毛を乾かす】
これも忘れてはいけません。
何故なら、濡れたままの髪の毛はキューティクルが全開の状態。
そこからカラーの染料が流れ出ていってしまいます。(キューティクルは髪の表面を保護しています。)
そして、乾かす前に必ず洗い流さないトリートメントを付ける事も大切です。
お肌も化粧水を付けて、乳液をして水分が逃げない様に蓋をしますよね?
髪の毛もそれと同じです。
絶対に半乾きの状態で放置は止めましょう!(髪が傷む原因にもなります。)
お風呂上りのドライヤーに関してはこちらの記事を参考にしてみてください。
お風呂上りに髪を乾かさないと起きるトラブルとドライヤーの時短術!
色落ちを防ぐ方法【⑤アイロンやコテの温度・頻度に気を付ける】
ヘアアイロンの熱は髪の毛を傷める原因になります。
熱によりキューティクルが破壊され、そこからヘアカラー剤の色素が流れ出し、色落ちの原因になります。
髪の毛は高温にとても弱いので、美容師的に毎日巻くのはおすすめ出来ません。
しかし、スタイリングはしたいですよね。
最近では200度近くの温度を設定出来る様なヘアアイロンが市販されていますが、あまりに高温に設定するとキューティクルはすぐにボロボロになり、色落ちするどころかそのまま続けるとどんどんスタイリングしにくい髪になっていきます。
出来れば120度前後の低めの温度で設定するのがおすすめです。
また、低めの温度でも長時間熱を当てると、髪の内部の水分が蒸発し乾燥してしまいます。
コテを使う時は長時間は当てず、同じ個所には3秒までにするなど対策をしましょう。
ヘアアイロンのダメージに関してはこちらの記事も参考にしてみてください。
パーマをかけるのと、毎日ヘアアイロンで巻くのどっちが髪が傷むの?
色落ちを防ぐ方法【⑥紫外線に注意する】
「髪も肌と同様に、紫外線でダメージを受ける」
なんとなくそんな風に思っている方もいらっしゃるかもしれません。
まさしくその通りで、髪は紫外線によってダメージを受け、隙間の空いた髪の表面からはヘアカラーがどんどん流れていきます。
さらに色素を直接破壊する為、ヘアカラーにとっては天敵と言えるでしょう。
「暖かくなってきたな」と思ったら、肌と一緒に髪の紫外線対策も意識してあげましょう。
日傘や髪用の日焼け止めなどがおすすめです。
色落ちを防ぐ方法【⑦洗い流さないトリートメントを使う】
洗い流さないトリートメントは、ヘアカラーの色落ち対策としても効果抜群です。
クリームタイプやオイルタイプなど、様々な種類がありますが、色落ち対策ならオイルタイプがおすすめです。
保湿や摩擦軽減といった効果があり、髪がダメージを受けるきっかけを大幅に軽減してくれます。
ヘアトリートメントに関してはこちらの記事を参考にしてみてください。
【洗い流さないトリートメントの選び方】オイルとミルク、おすすめはどっち?
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は、ヘアカラーの色落ちについて紹介しました。
カラーの色落ちを防ぐには、
- 染めたてはシャンプーの頻度を減らす
- シャンプーの種類に気を使う
- 熱に気を付ける
を徹底すると色持ちはかなり良くなります。
髪質に個人差もあるので、人それぞれ合う合わないはあると思いますが、是非参考にしてみて下さいね。
今まで悩まされていた「色落ち」と上手に付き合って、ヘアカラーをもっと楽しみましょう!
パーマを長持ちさせたい方はこちらの記事を参考にしてみてください。