「リタッチカラー」という単語を耳にした事や、美容院のメニューで見たことはありますか?
髪を傷めずにきれいに保ちたい人、カラーをよくする人、髪を伸ばしたい人に是非知ってもらいたい「リタッチカラー」は、まだあまり知られていません。
せっかく綺麗な髪色にしたのに、数ヶ月経つと根元が気になる…という経験、ありますよね。
だからと言って頻繁に美容院に行ってフルカラーは、お金もかかるし髪のダメージが心配…。
そんなお悩みをお持ちの方に試して欲しいのが、リタッチカラー。
今回は、そんなリタッチカラーについて詳しくご紹介します。
そもそもリタッチカラーとは?
リタッチカラーを知らない人も多いと思います。
簡単に言うと、根元の伸びてきた部分のみをカラーして他の部分に合わせるカラーの方法です。
美容院のメニューなどではよく見かけると思いますが、実際そこまで見ていない人も多く、「リタッチカラーって何ですか?」という質問は今でもたまにあるくらいです。
リタッチカラーを知らない人が多いというのは、実際に説明を受けた事もなければ、美容院で提案をされたこともなく、カラーと言えば「全体を毎回染める」と認識している人が多いからなんです。
最初に言っておくと、フルカラーとリタッチカラーでは、確実にリタッチカラーの方がダメージになりません。
あとは、美容院ごとにも違うと思いますが、リタッチカラー料金とフルカラー料金とではフルカラー料金の方が高くなっています。
しかし、そんなリタッチカラーもメリットばかりではありません。
以下にリタッチカラーのメリットとデメリットをまとめたので、参考にしてみてください。
リタッチカラーのメリット
①無駄がない
髪全体をカラーする通常のヘアカラーと違い、リタッチカラーは髪の毛の根元だけを染めるので無駄がありません。
根元の黒髪が気になりだす時期は人それぞれですが、中には1㎝でも気になる!というおしゃれ女子も多いはず。
しかし、フルカラーの料金はお安いものでなく、頻繁に染めるとなるとちょっと懐事情が気になるところです。
リタッチカラーなら、地域や美容院によって事情は異なりますが、フルカラーと比べてお手頃な料金設定をしているお店がほとんどです。
リタッチカラーは経済的にも優しいですよ。
②施術時間が短くて済む
根元だけのリタッチカラーは、全体的に染めるより時間がかかりません。
美容院でフルカラーだと1時間強、カットを含めて2時間程度かかってしまいますが、いざ美容院に行こうとなるとなかなか時間が取れなかったりしますよね。
リタッチカラーは、カラーの範囲が狭い=カラー剤の塗布時間が少ない分、短い時間で綺麗な髪になれます。
③髪に必要以上のダメージを与えない
リタッチカラーは髪の毛が傷みにくいのが一番のメリットだと言えます。
新しく伸びた部分にだけのカラーリングなので、全体カラーよりダメージも少なめ。
美容院に行く度に全体染めをしていると、何度も染めている箇所にとって大きな負担になります。
毎回全体染めをするのではなく、リタッチカラーを挟むことで必要以上に髪を傷めずに済みます。
髪の毛のダメージに関してはこちらの記事を参考にしてみてください。
美容院のトリートメントって効果あるの?長持ちさせる方法教えます!
リタッチカラーのデメリット
リタッチカラーには沢山メリットがありますが、デメリットも存在します。
それは、今のカラーと違う色に染める事が出来ない事。
つまり同じ髪色が続く、ということなんです。
その為、違うカラーにしたい!という方は、リタッチカラーではなくフルカラーで染めましょう。
こうしたメリットデメリットを理解して、リタッチカラーかフルカラーかを決めてみてくださいね。
前回カラーリングした部分も少しずつ色落ちしていきます。
その為、いつもリタッチを繰り返しているだけでは、綺麗な髪色を維持する事が出来ません。
リタッチで根元を敵宜処理しながら、2~3回のうち1回はフルカラーをという具合に、それぞれを上手に組み合わせるのが、カラーリングを美しく保つコツです。
リタッチカラーをする頻度と時間は?
フルカラーをしてからリタッチカラーをするまでの期間は?
フルカラーで髪を染めてからリタッチカラーをするまでの期間は、人に個人差はありますが1.5ヵ月~2ヵ月とされています。
髪は1ヵ月に1~1.3㎝程伸びるので、2ヵ月で2~2.5㎝程伸びていることになります。
2㎝以上となると、根元と毛先の色の差くっきりし始め、いわゆるプリンの状態になってしまうので、このタイミングでのリタッチカラーがおすすめです。
もちろん根元の伸び具合は人によって気になる度合いも違うので、1ヵ月経たずにリタッチカラーをしても問題ありません。
ただし、3㎝以上伸びているとフルカラーをしてから3ヵ月は経っている事になるので、全体のカラーも抜けきってしまっているので、その場合はリタッチカラーではなくフルカラーがおすすめです。(美容院によってはリタッチラーを3㎝以下と定めているところもあります。)
リタッチカラーをする期間は明るさによって違う!
染めた髪の明るさによっても期間は変わってきます。
6~7レベルの明るさの人は一般的な茶髪(8レベル)より少し暗いので、2ヵ月経っても根元の色が気にならない事があります。
ちなみに、日本人の地毛が3~5レベルなので、全体のカラーがそこまで抜けていなければ2.5ヵ月くらいでリタッチカラーをしてもいいと思います。
9レベルの明るさの人は1.5ヵ月、10レベルの人は1.2ヵ月と、やはり明るく染めれば染める程、地毛とのコントラストが強くなるので、根元が目立つまでの期間は短くなります。
明るく染めると、根元だけでなく全体的な褪色も早いので、フルカラーをする頻度も高くなっていきます。
リタッチカラーをする美容院の選び方
リタッチカラーをしてもらう時は、基本的にはいつも行っている美容院がおすすめです。
その理由は、前回使ったカラー剤や、あなたの髪質を分かっているので、確実でスムーズにリタッチカラーが出来ます。
やむを得ず初めての美容院を選ぶ場合は、カラーリングを専門としているカラーに特化した美容院もおすすめです。
セルフでもリタッチ出来る?
市販の製品を使ってセルフでリタッチ処理を出来なくもないですが、染めた部分の色と同じ色にするのはかなりの技術が必要です。
というのも、染めた部分も合う程度色落ちしているので、前回と全く同じカラー剤を使ったとしても、色ムラが生じてしまう事が少なくありません。
万が一失敗して上から新たなカラーを重ねた場合でも、キレイに染まらない事があります。
それは美容院でカラーをしてもらっても同じです。
一度ムラになってしまった髪色は、中々綺麗に戻す事は出来ない事を覚えておいてください。
その為、はじめから美容院で施術してもらうのがおすすめです。
まとめ
髪のダメージだけでなく、お財布への負担、施術時間まで軽減してくれるリタッチカラー。
時間がかからないので、気軽に美容院の予定が経てられるのが忙しい女子にとっては嬉しいポイント。
大幅なカラーチェンジをしないのにいつまでも髪のキレイな人は、リタッチカラーを定期的に行っているのかもしれません。
髪を綺麗な状態で保つ為に、フルカラーとリタッチカラーをうまく組み合わせてみてください。
ヘアカラーに関してはこちらの記事も参考にしてみてください。