毎日きちんと日焼け対策をして外出したはずなのに、気が付くと肌が焼けている…。
一体なぜなのでしょうか?
紫外線は私達が思っている以上に手強い相手です。
一時も油断をしてはいけません!
絶対に日焼けをしたくないのならば、それなりの対策を取る必要があるのです!!
紫外線について
2つの紫外線
紫外線には「生活紫外線」とも言われるUVA(A波)と「レジャー紫外線」とも言われるUVB(B波)があります。
UVAは肌のより深い層まで到達し、ゆっくりと肌が黒くなったり、シワやたるみをを引き起こす原因になります。
正午前後にピークを迎えますが、一日中注意が必要です。
【UVAの特徴】
- 波長が長く、表皮だけでなく肌の奥の真皮まで届く
- 雲や窓ガラスを通して肌まで到達する
- 赤身や炎症が起きにくいので気付きにくい
- 日常生活を送る中で日焼けをしやすい
一方、UVBは屋外での日焼けの原因になるもの。
UVAより波長は短く、肌が火傷のように赤くなったり、シミ、そばかすの原因になります。
午前10時から午後4時の間が多い時間帯で、特に正午頃がピークになります。
【UVBの特徴】
- 波長が短く、表皮に届く
- 屋外での日焼けの主な原因
- 肌に強く作用し、多量に浴びると赤く炎症を起こす
- 海やリゾート地などでの日焼けの原因となる
紫外線の指標
今日は紫外線が強い日なのか、弱い日なのかを知る手掛かりとなるのが「UVインデックス(UV指数)」です。
11段階に紫外線の強さを分け、人体に及ぼす影響の度合いをわかりやすく示しています。
- 1~2…弱い(問題なく屋外で過ごせる)
- 3~5…中程度(炎天下での日陰利用の推奨、日焼け止め、長袖、帽子の着用)
- 6~7…強い(炎天下での日陰利用の推奨、日焼け止め、長袖、帽子の着用)
- 8~10…非常に強い(日中の外出は控え、必ず長袖、日焼け止め、帽子の着用)
- 11+…極端に強い(日中の外出は控え、必ず長袖、日焼け止め、帽子の着用)
のように数値が高くなればなるほど、人体への影響が大きくなるとされ、紫外線対策が必須になります。
気象庁などではこのUVインデックスを用いた紫外線情報を発信しているのでチェックするようにしてみるといいですよ。
日焼けしたくないなら、いつでもどこでも気を付ける
日焼けをしないためには、とにかく紫外線を「肌に直接当てないこと」に尽きます。
日焼けの原因である紫外線は5月から8月が最も多いと言われ、季節によって多少その量は変動しますが、基本的に一年中降り注いでいます。
涼しくても紫外線はあるので、年間通しての日焼け対策が大切です。
また、紫外線は地面の反射や空気中の粒子などが原因で散乱するため、日傘や帽子の着用、日陰にいるなどして頭上から直接日光を浴びる事が無くても日焼けをしてしまいます。
建物内や車の中など屋内でも、屋外に比べ紫外線の影響は少なくなりますが、全く影響が無いわけではありません。
頭上からの対策だけでなく反射する紫外線、屋内での影響も意識したあらゆる場面・方向からの日焼け対策をしましょう。
日焼けしたくないならとるべき対策5つ
様々な手段で対策をしていても、間違った方法で行っていては意味がありません。
日焼けしないための、より効果的な日焼け対策のポイントをお伝えします。
シーンに合った日焼け止めをこまめに塗る
日焼け止めを選ぶ際にポイントとなるのがSPFとPA。
SPFはUVBに、PAはUVAに対する防御効果を示しています。
通勤や買い物などのちょっとしたお出かけにはSPF35・PA++程度、長時間のレジャーやスポーツにはSPF50・PA+++以上など、シーンに合わせて選びましょう。
そして、日焼け止めで大切なのは、SPF・PAの高低以上に2~3時間毎のこまめな塗り直しです。
ウォータープルーフなどの落ちにくい日焼け止めでも、汗や皮脂の影響で落ちる可能性は大いにあります。
定期的に塗り直すことを意識してください。
また、使用量が少ないと、塗り直しやムラに繋がります。
商品パッケージを確認して、必ず適量を全体に広げるようにしましょう。
【日焼け止めを塗る時に注意すべきポイント】
- 十分な量の日焼け止めを使う
- ムラなく丁寧に塗る
- 塗り忘れに注意する
おすすめの日焼け止め
RMK(アールエムケー)UVフェイスプロテクター50
出典:RMK
乳液のような付け心地が気持ちいい日焼け止め。
軽い付け心地で、素肌よりもつけている方が気持ちいいという声も。
SPF50+で日焼け止め効果も間違いなしです。
KIEHL’S(キールズ)DS UVディフェンス アドバンスト
SPF50・PA++++と、高い紫外線防止効果がありながら、スキンケア効果で保湿など、毎日使いやすいキールズの日焼け止め。
色味がないので、首からデコルテにかけて、体にも使いやすく、男性にもおすすめの日焼け止めです。
UVカットパウダーを重ねる
UVカットパウダーを素肌にそのまま使用することはもちろん、日焼け止めやファンデーションの上に仕上げとして重ねることで肌を守り、さらさらの肌状態を長時間持続させてくれます。
日焼け止めを塗り直したくても、メイクの上から塗ると崩れてしまうこともありますよね。
UVカットの効果があるフェイスパウダーは、さっと塗り重ねることができるので、メイク直しにも役立ちます。
おすすめのUVパウダー
ORBIS(オルビス)サンスクリーン(R)パウダー
SPF50+・PA++++と、高い日焼け止め効果と軽い付け心地が人気のUVパウダー。
ウォータープルーフなので、汗にも強いのが夏には嬉しいアイテムです。
紫外線が多い時間に出歩かない
紫外線が多く降り注ぎ、日焼けしやすいと言われる時間帯の外出は、出来るだけ避けることをおすすめします。
一日の中で紫外線が一番強くなるのは10時~14時です。
この4時間で1日の全紫外線の約50%が降り注ぎます。
午前10時~午後2時の間は、可能な限り出歩かないようにしましょう。
どうしてもこの時間帯に出歩かなければならない場合は、肌の露出をできるだけ減らし、日陰を歩くようにしましょう。
日陰は日なたの50%程度の紫外線量になっています。
日傘をさす
日傘は日中の紫外線をブロックするのに有効です。
特にUVAもUVBもピークに達する正午前後は日傘をさすのをおすすめします。
日傘を選ぶ際は、外側は光を反射する白、内側は光を吸収する黒になっているデザインのものがおすすめです。
肌を露出しない
重複しますが、日焼けを避けるには、肌を紫外線にさらさないことが大切です。
外出する際は黒などの色の濃い長袖を着用することがおすすめです。
さらに、生地が厚く、目が詰まったものは、より紫外線を通しにくいとされています。
しかし、こうした衣類は、真夏には熱中症などの恐れがあるため、気温などに応じて選ぶといいでしょう。
さらに日焼けしたくない人への対策ポイント
より日焼けしないために、肌を健やかな環境に整えることも大切です。
健やかな肌は、規則正しく健康的な生活習慣から導かれます。
特に毎日の食事と睡眠を大切にしていきましょう。
食事に注意する
日焼けしにくい肌になるには、食事でのインナーケアもポイントです。
特にレモンアセロラなどに含まれるビタミンCには抗酸化作用があるのですが、レモンなどの柑橘類にはソラレンと呼ばれる紫外線に当たるとシミになりやすい成分が含まれているので、夜に摂取することをおすすめします。
トマトに含まれるリコピンや、ニンジンに含まれるβカロテンは抗酸化力が非常に強く、日焼けや肌の酸化を予防する働きがあるため、日頃から取り入れるといいでしょう。
睡眠をしっかりとる
睡眠がお肌に良いと言われていることはとても有名な話ですが、理由をご存知ですか?
それは睡眠中に成長ホルモンが分泌され、日中紫外線などで傷ついたお肌が修復されるからです。
成長ホルモンの分泌が一番多い時間帯は22時~2時までです。
この間に出来るだけ睡眠をとるようにし、お肌をしっかりと元気な状態に戻しましょう。
生理前は日焼けしやすい!?
生理前に日焼けしやすいことを知っている方は少ないのではないでしょうか?
生理前に分泌されるプロゲステロンは日焼けを促進します。
また、ピルを服用している方も日焼けしやすくなっているので気を付けましょう。
あとは妊娠中も日焼けに注意が必要です。
妊娠中にシミができやすいのは、女性ホルモンが原因でメラニンが増えているからです。
メラニンが増えているということは紫外線にも注意しなければいけません。
まとめ
いかがでしたか?
日焼けをしないためには、夏の外出に限らず、あらゆる場面で紫外線をしっかりと意識することが大切です。
この記事を参考に、日焼けで後悔しないように、しっかり紫外線対策をしましょう。
日焼け後のアフターケアや目から起こる日焼けに関してはこちらの記事を参考にしてみてください。