お風呂上がり、濡れた髪を乾かさずに寝てしまうことはありませんか?
濡れた髪を乾かさないとどうなるの?
と意外と知らない人も多いのです。
今回は、そんな「お風呂上りに早く髪を乾かさないと起きてしまうトラブルとドライヤーの時短術」をご紹介します。
髪を綺麗に保つために、お風呂上りのドライヤーは肝心ですよ!!
自然乾燥じゃだめなの?
冬はまだしも夏の暑い季節だと、ドライヤーはあまり使いたくありませんよね。
でも髪の毛も頭皮も、濡れたままの状態にしておくのは良いことではありません。
その為、自然乾燥は絶対に避けましょう。
「熱で髪が傷むからドライヤーは良くない。」という考えの方もいるかもしれませんが、ドライヤーで髪が傷むと言われるのは、熱風を同じところに当て続けた場合です。
20㎝以上髪から離して動かしながらドライヤーを使えば、髪も頭皮も傷みません。
髪を洗ってタオルドライをした後は、出来るだけ早くドライヤーで乾かしましょう。
早く髪を乾かさないとどうなる?
髪にとって一番弱い時間はいつだと思いますか?
それは濡れている時です。
つまり、お風呂で髪を洗った時や雨で濡れた時など、髪が濡れている時が一番傷つきやすく弱いのです。
お風呂上りのドライヤーが面倒くさい…
その作業を疎かにした時のデメリットをご紹介します。
1.キューティクルが剥がれてパサパサな髪に
髪が濡れた状態は、キューティクルが開いた状態です。
キューティクルは外部からの刺激を守る大切な役割を持っていますが、開いた状態にあると髪の内部にある水分やタンパク質を失ってしまいます。
さらに摩擦などでキューティクルが剥がれ落ちてしまう可能性もあります。
キューティクルが剥がれ落ちると、髪の毛にツヤが無く、傷んだ状態になってしまい、枝毛などの原因にも繋がります。
そしてキューティクルは一度剥がれてしまうと元に戻ることはありません。
キューティクルが剥がれると髪は乾燥してパサつきます。
いくらキレイな髪色にしても、潤いのあるパーマをかけてもパサついて傷んで見えたら意味が無いですよね。
さらに、カラーリングをしている髪なら色も抜けやすくなってしまうんです。
2.不衛生な頭皮環境になる
髪の毛は、一人当たり約10万本生えていて、頭皮に密集しています。
その為、自然乾燥では髪の根元が乾きづらく、大量の雑菌が湧き、頭にカビ菌が…
もし、頭皮がクサく感じたら、それは雑菌が繁殖した証拠です。
これも男性、女性に関係無くの問題です。
3.抜け毛や薄毛の原因になる
濡れた髪を乾かさずにいると、薄毛になる事が予想されます。
髪を乾かさないで寝ると頭皮が冷えてしまい血行が悪くなるので、髪に栄養が行き届かず頭皮の環境が悪くなり、抜け毛や薄毛の原因になるのです。
男性、女性に関係なく起こる事なので、薄毛は男性だけの悩みという訳ではありません。
シャンプー中の抜け毛やアホ毛に関してはこちらの記事も参考にしてみてください。
【シャンプー中に抜け毛が起こる原因】と効果的なシャンプー方法!!
アホ毛になる原因と対処法。今すぐ出来る!アホ毛の直し方をご紹介。
面倒なドライヤー。髪を早く乾かす方法はあるの?
髪を乾かさない派の中には、「ドライヤーを使っても中々乾かないから乾かさないで寝てしまう」という方も多くいらっしゃると思います。
「ドライヤーを使って少しでも早く髪の毛を乾かす方法がある!」と言われているのをご存知ですか?
髪を早く乾かせたら雑誌を読んだりテレビを見たりと、寝るまでの間好きに使える時間も増えて嬉しいですよね。
それでは、髪を早く乾かす方法をご紹介します。
面倒くさいドライヤーも、時短術を駆使して無駄時間を減らしましょう。
ドライヤーの前にタオルドライを
【効果的なタオルドライの方法】
洗髪後、手で毛束をぎゅっと絞って、水気を切ります。
バスルームから出たら乾いたタオルを頭に当て、指の腹を小刻みに動かすようにして地肌と髪の根元の水分を拭き取ります。
髪の中間から毛先は、タオルで毛束を挟んでポンポンとやさしく押さえ、水気をしっかり吸い取りましょう。
ゴシゴシと拭きすぎるのは髪が傷む原因にもなるので要注意。
ブラシやクシで髪を梳かす
髪の毛を早く乾かすために、ある程度タオルドライで髪の水気を切った後、目の粗いブラシ(クシ)で髪の毛を梳かすことがおすすめです。
髪の毛を梳かすことで、水分を毛先に移動させ、水分をタオルドライで拭き取りやすく出来ます。
髪同士の絡まりも解くことが出来るので、さらにドライヤーで乾くのが早くなりますよ。
ただ、濡れた状態の髪の毛はキューティクルが開いており、傷みやすい状態です。
目の細かいクシやブラシで髪の毛を梳かしてしまうと、痛みの原因になってしまうこともあるので気を付けましょう。
また、無理に強い力で梳かしてしまうことも髪の毛に良くありません。
優しい力で毛先から梳かしてあげてください。
ティッシュドライする
髪の毛を早く乾かすためにタオルドライを十分に行った後、ティッシュドライも行うと良いでしょう。
ティッシュペーパーは繊維が細かく、吸水性に優れていると言われているため、タオルでは取り切れなかった水分を拭き取ることが出来るんです。
さらに水分を吸収しやすいキッチンペーパーを使用することで、さらに早く乾かすことも出来るので、試してみてくださいね。
吸水性のあるタオルを使う
髪をさらに早く乾かしたいときには通常の綿素材のタオルの代わりに、マイクロファイバー素材のタオルやターバンを使用するのがおすすめです。
マイクロファイバーは、繊維の断面がぎざぎざとした構造をしています。
その為、無数にある繊維のすき間に水分が吸収されやすく、普通のタオルよりも吸水性に優れています。
このような特徴を持つマイクロファイバーで出来たアイテムで、髪の毛の水分をしっかり取っておくことで乾かす時間の短縮に繋がり、早く乾くようになりますよ。
速乾ヘアスプレーを使う
知らない方も多いと思いますが、髪の毛を早く乾かしやすくする速乾スプレーというアイテムもあります。
タオルドライした後のまだ濡れている髪の毛に吹きかけるだけなので、面倒くさがりの方も使いやすいでしょう。
また、トリートメント成分配合のスプレーも多いので、髪の毛を早く乾かすだけではなくヘアケアも一緒に出来てしまうところが魅力的です。
髪の毛を早く乾かしやすくするスプレーは、お求めやすい価格のものが多いので、美容院やドラッグストアなどで気軽に購入出来ます。
商品によってネーミングは異なりますが、お店の人に「髪用の速乾スプレー」と伝えればすぐに見つかりますよ。
TAMARIS(タマリス)ソルティール クイックドライミスト/¥1620
こちらは香りも爽やかで癒されるのでおすすめです。
タオルを被ってドライヤーをかける
意外かもしれませんが、タオルを頭に被ってドライヤーをかけることで、髪の毛を早く乾かす事が出来るんです。
タオルの上からドライヤーをかけると、蒸発した髪の毛の水分をタオルがすぐに吸収し、タオルに付いた水分もドライヤーの温風で空気中に蒸発していきます。
タオルに付いた水分が蒸発していくと、水分を吸収しやすい状態が続き、髪の毛を早く乾かすことに繋がるのです。
ドライヤーの前は洗い流さないトリートメントを付けて。
ドライヤーで乾かすことは良いことなのですが、その使い方も大切です。
少なからず髪の毛は熱に影響を受けるので、その熱から髪を保護するために、洗い流さないトリートメントを使うのがおすすめです。
色々なタイプのトリートメントがあります、自分の髪質や仕上がり具合を目安にして自分に合ったものを選んでください。
自分で選ぶのが難しければ、美容師さんに相談するのもいいでしょう。
洗い流さないトリートメントは、ドライヤーの熱から髪を守ってくれるので、パサつきを抑えて潤いのある髪にしてくれます。
洗い流さないトリートメントに関してはこちらの記事も参考にしてみてください。
【洗い流さないトリートメントの選び方】オイルとミルク、おすすめはどっち?
まとめ
お風呂上りに関わらず、濡れた髪を乾かさないと髪は痛み、薄くなり、嫌な臭いがするようになります。
カラーの色味はキレイに見えず、パーマはパサパサになるという事になります。
今回この記事を読んでちゃんと乾かそう!と思った方は、ご紹介した時短術を是非試してみてください。
今日から髪の毛をしっかり乾かして、健康な髪を保ちましょう。
サロンケアやホームケアに関してはこちらの記事も参考にしてみてください。