ふとした時、細かい髪の乱れが気になることってありませんか?
通りがかりのショーウィンドウに映った自分の髪を見てみっともなく思ったり、せっかくまとめた髪からピョンピョン短い毛が飛び出していて疲れて見えてしまったり…。
「どうにかしてこのアホ毛を直したい…」
そんな人に向けて今回は、アホ毛になる原因と抑える為の対策方法をご紹介します。
なぜアホ毛になるのか?
アホ毛とは、髪の表面から髪がピンピン出てきている短い髪のことを言います。
ショートやミディアムのように動きのあるヘアスタイルよりも、ボブやロングといったまとまりやツヤのあるヘアスタイルで目立つことが多く、まとまりやツヤの邪魔をしてしまうために、アホ毛は嫌われます。
アホ毛は2種類
アホ毛には2種類あります。
アホ毛に種類があるなんて、初耳な方も多いと思います。
一説には、「クセ毛」も入れて3種類あるとも言われています。
度合いは個人差がありますが、クセ毛は遺伝や生活習慣の乱れが原因とされています。
クセが強いと縮毛矯正が必要になることがありますので、今回は2種類に絞ってご紹介していきます。
新しく生えてきた成長途中の髪の毛
1つ目は、「新しく生えてきた成長途中の髪の毛」です。
これは、まさにそのままの意味のもの。
生え始めの髪の毛なので、ふわっと軽い見た目が特徴です。
毛先に向かうにつれて、細くなっていきます。
この場合の短い毛は、髪が長くなるにつれて、あるいは手入れ次第によっては、落ち着いてくることが可能と言えます。
途中で切れてしまった短い髪の毛
2つ目は、「途中で切れてしまった短い髪の毛」です。
日々のブラッシングや髪の毛にかかる負担によって、プチンっと切れてしまった短い毛です。
「成長途中の髪の毛」とは違い、毛先に向かうにつれて、細くはなりません。
そのため断面が鋭く、ピンっとハネてしまうのが特徴です。
しかも、短いので弾力があって直りにくいのも特徴と言えます。
「成長途中の髪の毛」は伸びていくので気になりませんが、問題なのは「途中で切れてしまった短い髪の毛」です。
このアホ毛が出来てしまう原因は
- 頭皮の毛穴が詰まっている
- ホルモンバランスの乱れ
- 不規則な生活習慣
- ヘアダメージ
などが挙げられます。
毎日の生活習慣やヘアケアを見直すことで、アホ毛の原因を取り除くことが出来るかもしれません。
アホ毛の対策方法
アホ毛を無くす対策方法はいくつかあります。
すぐ出来ることもあるので出来ることから実践してみてください。
食事と睡眠を見直す
アホ毛の原因は、ズバリ生活習慣の乱れ。
対策として食生活では、魚やお肉、豆類を多く摂るように心がけると、髪に必要なタンパク質を補うことが出来ます。
他にも、じゃがいも、椎茸、緑黄色野菜、胡麻、レバー。マグロ、海藻類、フルーツなどもおすすめです。
それから、食生活だけでなく睡眠をしっかり確保することも大切です。
特に22時~2時は、成長ホルモンが分泌されていて代謝が良くなります。
睡眠不足が続いてしまうと切れ毛や髪のパサつきの原因になってしまいます。
髪の毛に十分な栄養が行き届いていない証拠かもしれませんね。
質の良いシャンプー・トリートメントを使う
アホ毛になる原因の1つに毛穴の詰まりがあります。
毛穴の詰まりをキレイにするには、シャンプーを変えると良いでしょう。
ただ洗浄力が強いシャンプーを使えば良いというわけではなく、髪にも良いアミノ酸系のシャンプーがおすすめです。
日頃のシャンプーから髪に潤いを与え、ケアすることで切れ毛も収まりアホ毛予防に繋がります。
シャンプーの選び方に関してはこちらの記事を参考にしてみてください。
【シャンプーの種類と特徴、上手な選び方】美容師が詳しく教えます!
正しいシャンプーの仕方を覚える
シャンプーは泡で洗えた気分になりがちですが、実は頭皮の汚れが全然落ちていない、ということがあります。
しっかりと指の腹で揉み込んで洗ってください。
流す時もシャワーの圧に頼らず、指を使ってよく流しましょう。
この時に熱くて強いシャワーは止めてください。
適温は38度。
温度が高いとキューティクルが傷つき、髪の毛がボワット膨らむ原因になります。
また、シャワーの圧が強いのも髪を傷めてしまう可能性があります。
ブラッシングは毛先から
強くガシガシ梳かしたり、絡まった髪を無理矢理梳かそうとしないでください。
髪の毛は毛先から、絡まった髪をほぐすように優しくブラッシングしましょう。
紫外線&摩擦対策をする
紫外線や摩擦のような髪へのダメージも、アホ毛の原因となってしまいます。
こういったダメージは少し意識をするだけで、格段に改善することが出来るので、是非気をつけてみてください。
紫外線
紫外線は夏だけでなく、一年中出ています。
無防備に外に出てしまうと、髪にダメージを与えてアホ毛の原因となってしまいますので、帽子や日傘を使用するようにしたり、髪用の日焼け止めを使用するなどして、紫外線対策を心掛けましょう。
摩擦
寝ている時に髪と枕が擦れて摩擦が起きてしまうこともアホ毛の原因となってしまいます。
髪を頭の上に上げて寝る、ゆるく結んで寝る、ナイトキャップを使用するなど、出来るだけ擦らないように気を付けてみて下さい。
また、寝る前に髪をしっかりと乾かすようにすることも、髪をダメージから守るポイントです。
すでに出来てしまったアホ毛の直し方
ドライヤーでおさえる
始めに紹介するのは、簡単に出来るドライヤーを使ったアホ毛の直し方です。
髪を適度に濡らして、アホ毛が乾く前にドライヤーで上から熱を加えていきます。
髪の毛は当てられた熱が冷めた時にクセが付きます。
アホ毛にドライヤーで熱を加えて、しばらく手の平で優しく押さえておくことでアホ毛が収まります。
お風呂上りのドライヤーに関してはこちらの記事も参考にしてみてください。
お風呂上りに髪を乾かさないと起きるトラブルとドライヤーの時短術!
分け目を変える
アホ毛は、いつも同じ場所で髪を分けているとその部分で目立ちやすくなってしまいます。
そこで、分け目を変えてあげることで、簡単にアホ毛を隠すことが出来るんです。
簡単で道具もいらないので、朝、バタバタとしていてヘアアレンジする時間も惜しい人にはぴったりの直し方です。
スプレーとコームを使う
スプレーを髪に直接吹きかけるとぺったんこになり、ベタつきが気になります。
プラスチックのコームにスプレーを吹きかけて、アホ毛の部分をならすように梳かしましょう。
キープ力のあるスプレーを使ってくださいね。
トリートメントやオイルを使う
ヘアパックや洗い流さないトリートメント、天然オイルなど保湿アイテムに頼るのもアホ毛対策の1つです。
オイルは指に馴染ませてからアホ毛部分に付けると、しっとり保湿されて落ち着きます。
洗い流さないトリートメントやサロントリートメントに関してはこちらの記事を参考にしてみてください。
【洗い流さないトリートメントの選び方】オイルとミルク、おすすめはどっち?
美容院のトリートメントって効果あるの?長持ちさせる方法教えます!
アホ毛直しアイテムを使う
マスカラブラシのようなブラシで手を汚さずに、気になった時にいつでも髪を整えることが出来る便利なアイテムがあるんです。
お手洗いでメイクを直すついでに使えて良いですよ。
エルジューダ ポイントケアスティック/15ml 1,500円(税別)
アホ毛を抜くのはダメ!
髪の毛を抜くと、頭皮を傷つけてしまいます。
気になってしまいますが、アホ毛を抜くことは絶対にしないでくださいね。
抜いた髪の毛穴だけでなく、隣接している毛穴にも衝撃が加わってしまいます。
気になる部分だけではなく、髪トラブル全般に対して「抜く」という対処は避けましょう。
まとめ
アホ毛は、気になっていても絶対に抜いてはいけません。
今出ているアホ毛が気になる方は、自分に出来そうな方法を試してみてくださいね。
アホ毛に限らず、常日頃から積み重ねてきたものは、良くも悪くも何かしらの「答え」になって出てきます。
直るアホ毛であるうちに、直してしまいましょう!