毎日シャンプーをしていると手の平に髪の毛がぎっしり!!そんなことはありませんか?
「髪が薄くなりそうで心配…」
「こんなに抜けてて大丈夫…?」
など、不安に思っている方も多いと思います。
どうしてシャンプー中は抜け毛が増えるのでしょうか?
シャンプー中に起こる抜け毛は気にしなくて良いのでしょうか??
そんな悩みを解決するべく「シャンプー中に抜け毛が起こる原因と効果的なシャンプー方法」についてお教えしたいと思います!
シャンプー中は抜け毛が多い!
毎日お風呂でシャンプーをしていると排水溝に自分の髪の毛がびっしり!!
シャンプーをしている手にも髪の毛が絡まっていることがありませんか?
毎日シャンプーをしていると、どんどん抜けてしまう抜け毛に悩んでしまうものです。
シャンプー中は抜け毛に気付きやすいですよね?
どうしてシャンプー中に抜け毛が増えるのか、抜け毛が起こる原因や正しいシャンプーの方法、平均的な抜け毛の本数や抜け毛対策をまとめましたのでご紹介します。
シャンプー中の抜け毛の本数は?
仕事が忙しかったり、産後など抜け毛が気になりだす事があるかと思います。
特に入浴中に排水溝などに溜まった髪の毛を見ると「ちょっと多くない?」なんて不安になる方もいることでしょう。
抜け毛の本数は体調や季節によっても大きく変わります。
また、個人差も大きいのが抜け毛の本数です。
髪の毛は平均10万本前後あると言われています。
少ない人は5万本くらいで、多い方になると15万本もあるそうです。
実に3倍もの差があれば、抜け毛の量にも差が出て当然だと思いますよね。
シャンプーの時はどれくらい抜けても大丈夫?
正常な人なら、1日に50本から100本の抜け毛があると言われ、その半分がシャンプー中に抜けるとされています。
ただ、この数には個人差があるので、あくまで目安です。
シャンプー中の抜け毛が25本~50本程度であれば、正常の範囲内なので問題ないでしょう。
毎日シャンプーする際に抜け毛を数えることは難しいですが、これまで抜け毛が気にならなかったのに急に抜け毛の数が増えたり、排水溝に溜まる髪の毛の数が増えたように感じたら、早めに対策をした方がいいでしょう。
毎日のシャンプーは自分の抜け毛を知るバロメーターとなるので、日頃から注意深く観察しておく事が大切です。
抜け毛が増えてしまう原因は?
抜け毛が増えてしまう原因の1つに、髪が細くなってしまう細毛の現象があります。
髪が痩せ細ってしまうと、抜け落ちやすくなります。
抜け毛の要因である細毛化は、ホルモンバランスが崩れることで起こります。
ホルモンバランスは、ストレスや、年齢を重ねる「加齢」によって崩れることが分かっています。
また、頭皮の乾燥や頭皮の油分過多など、頭皮環境が悪くなっていると健やかな髪が生えにくい要因となります。
「抜け毛シーズン」には200本以上抜ける事も
1年のうち、最も抜け毛が増える時期と言われている季節は秋です。
秋になると、1日200本以上抜ける事も珍しくありません。
秋に抜け毛が多い理由は、「動物と同じ様に冬毛になる」「夏の日のダメージが影響して抜け毛が増える」などが考えられますが、通常は1ヵ月もしないうちに、元通りの毛の量に戻ります。
「抜けた本数」よりも注意する事
平均の抜け毛の本数を知って、安心したでしょうか。それとも心配になったでしょうか?
いずれにしろ、1日あたりの抜け毛の量が平均に比べて、多いか少ないかどうかで安心するのは早まった考えです。
本当に気にするべきなのは、普段の抜け毛の量に変化がないかどうかなのです。
急に抜け毛が増えたら注意!
抜け毛の本数を数えていなくても、急に枕に付く抜け毛が多くなった、シャンプーですすぐ時の手に絡む髪がすごく増えた…と体感的に感じてしまう程、抜け毛が多くなった時は危険サインです。
平均よりも若干、抜ける本数が常に多かったとしても、髪の毛のツヤや頭皮の健康状態が普通なら問題ありません。
それは単純に人よりヘアサイクルが短めだったり、元々毛量が多いだけだということです。
逆に、普段が平均よりも抜け毛が少なくても、いつもに比べて急に抜け毛が増えた、または徐々に抜け毛が増えてきたと感じる時こそが危険なんです。
大切なのは、毎日抜ける量では無くて、どう抜けていって、どう変化していくかなのです。
本数を数えなくても、髪を洗った時の手につく抜け毛の感じや、枕につく髪の感じは、なんとなくでいいので観察しておきましょう。
抜け毛の質や毛根に注意
健康的なヘアサイクルを経た毛は、3~6年掛かると言われ、長くて太いです。
対照的に、頭皮環境の悪化や髪への栄養不足が招く毛は、早期成長期から休止期に直行してしまい、正常なヘアサイクルを保ちにくくなる可能性があります。
その為、細かい毛や切れたような毛、柔らかい毛が多いという特徴があります。
毛根自体も、キレイな丸い毛根ではなくて凸凹していて、汚れている可能性が多いです。
生活習慣の見直しを
生活習慣の改善は、抜け毛対策にとって重要です。
では、具体的な対策を紹介します。
髪に良い食べ物を摂取する
髪の主成分はタンパク質であり、それを構成する主成分が「アミノ酸」です。
その「アミノ酸」を多く含む食品は、髪自体の生成に重要な役割を果たします。
以下は髪の生成における際に、重要な影響を与える成分です。
- ビタミンBを多く含む食材⇒頭皮の新陳代謝を促進します。
- ヨウ素を多く含む食材⇒甲状腺の働きを助け、髪の発育を促進します。
- コラーゲンを多く含む食品⇒髪の毛のクセやハリを良くします。
- エイコサペンタエン酸を多く含む食品⇒血液の凝固力を下げ、血流を促進します。
- ビタミンA、C、Eを多く含む食品⇒血行を良くして抜け毛を防ぎます。
睡眠時間の確保
睡眠中に成長ホルモンが分泌される為、髪の成長に不可欠です。
成長ホルモン生成のピークは夜の22時から午前2時と言われ、この時間帯にはできるだけ睡眠を摂りましょう。
頭皮を傷めないシャンプー選び
代表的なシャンプーには、こちらの3種類があります。
- アミノ酸系シャンプー⇒洗浄成分である界面活性剤にアミノ酸系の成分を使用している製品
- 高級アルコール系シャンプー⇒石油由来の界面活性剤を使用している商品で洗浄力の高い特徴を持っている
- 石鹸系シャンプー⇒天然由来の界面活性剤を使用していて体や環境への影響を考慮して作られている
この中で頭皮に最も優しいおススメのシャンプーは、髪の毛の主成分がタンパク質であることから、それを構成する数十種類のアミノ酸と同じ成分が含まれる「アミノ酸系シャンプー」が該当します。
おすすめのアミノ酸系シャンプー
ビオーブ リフレッシュスキャルプシャンプー【医薬部外品】
出典:DEMI
頭皮が敏感な方にもお使いいただける、アミノ酸系活性剤と両性活性剤のみで処方したシリコーンフリーの薬用スキャルプシャンプー。
高級アルコールフリーでありながら、豊かな泡立ちとさっぱり感のあるシャンプーです。
有効成分ピロクトン オラミンの働きでフケ・かゆみ・ニオイの発生を防ぎ、頭皮を健やかに保ちます。
シャンプーの選び方や正しいシャンプー方法についてはこちらの記事も参考にしてみてください。
【シャンプーの種類と特徴、上手な選び方】美容師が詳しく教えます!
【ハゲたくないなら必ず実践!!】男が行うべき正しいシャンプー方法
ストレスを発散する
強いストレスは、自律神経やホルモンバランスの乱れをもたらします。
血流が悪くなると髪の毛を作る毛母細胞に十分な栄養が行き届かなくなり、抜け毛が起きやすくなります。
自身に合った癒しやリラックス方法で、ストレス解消をするように努めましょう。
飲酒・喫煙を控える
タバコに含まれるニコチンは、血管を収縮させ血流を悪くします。
また、ビタミンCの消費により、髪への十分な栄養が行き届かなくなり、抜け毛を促進すると言われています。
アルコールは、体内で分解される際に、髪の毛を生成するアミノ酸・システイン・メチオニンなどの主成分を消費します。
また、過度な飲酒はアセトアルデヒドが正常に分解出来ない状態となり、体内を駆け巡り、DHT(ジヒドロテストステロン)を増加させる要因となるので注意しましょう。
抜け毛予防に効果的なシャンプー方法
抜け毛予防に効果的な対策として、意外と知られていないのがシャンプー方法です。
髪の毛のメンテナンスとして重要な役割を果たす一連の流れには、様々な抜け毛予防の工夫が詰まっています。
シャンプー前にブラッシングを
ブラッシングすることで、髪の表面の汚れや埃が浮き上がり、頭皮や髪の毛の汚れを効果的に落とすことが出来ます。
さらに、シャンプーの泡立ちも良くなります。
また、ブラシの皮が頭皮を刺激するので、血行が良くなります。
ブラッシングの際の注意点として、根元から毛先に向けて髪の毛を保護するキューティクルの流れに沿うように、程よく刺激を感じる程度に丁寧にすることが大切です。
目の粗いブラシ選びも、頭皮に効果的です。
軽くシャワーだけで髪を洗う
シャンプーする前にお湯だけで髪の毛を洗うことで、ブラッシングで取り切れなかった汚れを落とすことが出来ます。
お湯の洗浄は、約38℃のぬるま湯で、5分程度の時間行う事で、髪の毛の表面だけではなく地肌までしっかりと濡れ、毛穴が開き、シャンプーで頭皮の汚れを落とす前準備が出来ます。
シャンプーを手で泡立てる
シャンプーを直接頭皮につけると、シャンプーが頭皮の毛穴に詰まり、すすいでも落とせなくなり、髪の毛が生えてこなくなります。
頭頂部ではなく、後頭部から洗い始めるのがポイントです。
指の腹を使って優しく洗う
手の平を十分に広げ、手の腹で地肌をマッサージするように優しい力で揉み込むと、頭皮の毛穴まで泡がしっかり届き、余分な脂肪を効果的に落とすことが出来ます。
爪を立てて直接頭皮を傷めないようにしましょう。
洗い落としの無いようにすすぐ
シャンプーは洗剤の一種なので、強い成分の頭皮への長時間の付着は刺激を与えすぎます。
熱すぎないぬるま湯で、全体をまんべんなくすすぎましょう。
ドライヤーで頭皮まで乾かす
タオルで水分を抜く際は髪と髪が擦りあって傷つけあわないようにしましょう。
ドライヤーに関しては、熱風を一か所に集中的にはせず、髪の毛だけではなく根元にもあて、一度外し、冷ますというサイクルを繰り返します。
頭皮ケアや頭皮マッサージに長時間かけると、髪を傷めにくいと言われています。
お風呂上りのドライヤーに関してはこちらの記事も参考にしてみてください。
お風呂上りに髪を乾かさないと起きるトラブルとドライヤーの時短術!
急に抜け毛が増えなければ大丈夫!
いかがでしたか?
基本的に抜け毛の量というのは個人差が大きいものなので、「他の人よりも抜け毛が多いかも」という心配はあまりいりません。
シャンプーのタイミングなどの生活によっても異なるので、いつ抜け毛が多いとピンチ!とは言えません。
抜け毛が気になる時には、その抜けた本数自体ではなく、抜けた量の変化に注意しましょう。
抜け毛以外にもアホ毛にお悩みの方はこちらの記事を参考にしてみてください。