運動をしたり、夏場になると汗をかくことが多くなりますよね。
そんな時、ふと自分の「頭皮のにおい」や「ベタつき」が気になったことはありませんか?
「におい」や「ベタつき」の原因となる汗や汚れは、普通にシャンプーをしているだけでは落とし切ることが出来ず、毛穴の奥に蓄積していってしまいます。
その蓄積してしまった汚れを取り除かなくては、さらにひどい頭皮トラブルの原因となってしまうのです。
そこで今回は、頭皮に蓄積した汚れを取り除くスペシャルアイテム「炭酸シャンプー」についてご紹介したいと思います。
炭酸シャンプーとは
炭酸シャンプーとは、名前の通り、成分に炭酸を混ぜ込んだシャンプーです。
炭酸シャンプーの炭酸には二酸化炭素が使われています。
二酸化炭素が体内に取り込まれると、血液中の二酸化炭素の濃度が高くなり、酸素不足を感じた体は、酸素の濃度を高くしようと「血管を広げる」ことで、血流が良くなり血行促進の効果が見られます。
血行を促進することで、髪や頭皮に酸素と栄養分が行きやすくなるため、髪にツヤやハリコシが出てボリュームのある健康的な髪になります。
また、炭酸シャンプーは抜け毛予防にも繋がります。
炭酸の細かい泡が、頭皮の汚れや毛穴に詰まった皮脂に吸着して浮かび上がらせるため、シャンプーをした後に泡と一緒に汚れや余分な皮脂を洗い落としてくれるのです。
そのため、炭酸シャンプーを使うことで頭皮環境が整って抜け毛を予防してくれるという訳です。
炭酸シャンプーがもたらす効果
髪や毛穴の汚れを落とす
毎日ヘアスタイリングを欠かさない方は、常日頃からワックスやスプレーなどのスタイリング剤をつけることが多いとは思いますが、こういったスタイリング剤が毛穴に詰まりやすいということはご存知でしょうか?
毛穴が詰まってしまうと皮脂が正しく分泌されず、老廃物の排出が妨げられてしまいます。
また、一般的なシャンプーには髪をサラサラにしたり、指通りを良くするために髪をコーティングする「シリコン」という成分が入っています。
この「シリコン」が毛穴に詰まってしまうと
- 頭皮がベタつく
- 頭皮が痒くなる
- 頭皮のニオイがする
などの頭皮トラブルの原因になってしまいます。
その他にも、シリコンが髪の表面に蓄積することにより、カラーやパーマが綺麗に入りにくくなるなど、髪の毛にも問題が生じてしまいます。
炭酸シャンプーを使うことで、炭酸の泡が「毛穴に詰まった汚れ」や「表面に蓄積したシリコン」を浮かび上がらせて洗い流してくれるのです。
髪のPHを整える
髪や頭皮は「弱酸性の状態」が一番安定するのですが、パーマやカラーの薬剤のほとんどが「アルカリ性」、または「酸性」になっています。
そのため、パーマやカラーをすることによって、髪や頭皮のPHが乱れて不安定な状態になってしまいます。
また、一般的なシャンプーも酸性・アルカリ性のものが多く、毎日使うことで髪や頭皮のPHが徐々に乱れていってしまいます。
髪や頭皮のPHが乱れて不安定な状態になると、普通に生活をしているだけでも強いダメージを受けるようになってしまいます。
炭酸シャンプーは髪と同じ「弱酸性」なので、炭酸シャンプーを使うことで頭皮や髪のPHを安定させる事が出来るのです。
炭酸シャンプーを使う頻度
炭酸シャンプーは、毎日使う必要はありません。
毎日使ってしまうと、髪に必要な油分が少なくなり、頭皮が乾燥しやすくなってしまいます。
頭皮が乾燥すると「フケ」が出やすくなったり、乾燥を補うために皮脂が過剰に分泌されてしまうので、ニキビや湿疹などの頭皮トラブルの原因になってしまいます。
炭酸シャンプーを使う頻度としては、週に1回程度で大丈夫です。
頭皮の痒みやべたつき、臭いが気になるときなど、頭皮に違和感を感じたタイミングで使うことをおすすめします。
炭酸シャンプーの使い方
予洗いをする
シャンプーをする前に、ぬるま湯でしっかりと予洗いをしましょう。
また、スタイリング剤が付いている場合は、普通のシャンプーで一度泡立てて「油分」を落とすようにしましょう。
予洗いをしっかりすることで、頭皮や髪についている汚れのほとんどを落とすことが出来ます。
炭酸シャンプーをする前にしっかりと汚れを落とすことで、炭酸シャンプーが毛穴の奥の汚れまで届くようになります。
炭酸シャンプーを使う
炭酸シャンプーをそのまま頭につけるのではなく、手のひらで更に軽く泡立ててから頭につけるようにしましょう。
手のひらの泡が、まんべんなく頭につくように注意しながらつけてください。
泡が「濃密」であればあるほど、頭皮の汚れにしっかりと吸着してくれます。
その後、全体的に泡立てたら指の腹で頭皮をマッサージするように洗っていきます。
頭皮を優しくマッサージすることで毛穴の奥までシャンプーが届き、汚れを浮かび上がらせてくれるのです。
また、炭酸シャンプーに含まれている「二酸化炭素」は、タンパク質(汚れ)とくっつく性質があるので、強く洗わなくてもしっかりと汚れを落としてくれます。
泡のついた状態で2~3分おいて「泡パック」をしてあげるのも効果的でおすすめです。
しっかりとすすぐ
泡が残らないようにしっかりとすすいでいきましょう。
流し残りがあると、様々な頭皮トラブルの原因になってしまうので注意しましょう。
トリートメントでケアを
炭酸シャンプーは「頭皮のケア」や「汚れを落とすこと」がメインであるため、髪のダメージを防いだり、補修したりする効果はほとんどありません。
そのため「髪のキシみやごわつき」が気になる場合があるので、髪のケアとしてトリートメントを使うようにしましょう。
炭酸シャンプーで洗った後の頭皮や髪は、汚れがしっかり落ちているため、トリートメントの栄養分が行き届きやすくなります。
トリートメントについては、こちらの記事も参考にしてみてください。
美容院のトリートメントって効果あるの?長持ちさせる方法教えます!
炭酸水でも同じ効果がある?
炭酸水には「皮脂や汚れを浮かせて落としやすくする」という、ほぼ炭酸シャンプーと同じ効果があります。
そのため、炭酸水を使って予洗いをすることで、普通のシャワーで予洗いするより、髪や頭皮の汚れをしっかりと落とすことが出来ます。
また、シャンプーの量が少なくても泡立ちが良くなるので、頭皮への刺激も抑えることができます。
<炭酸水での予洗い方法>
1.乾いた髪全体に炭酸水を満遍なくかけます。
2.指の腹を使って頭皮を優しくマッサージしていきます。
3.シャワーで洗い流して、その後シャンプーをしていきます。
炭酸水で炭酸シャンプーを作ってみる
炭酸水とシャンプーを混ぜることでよく泡立つようになり、頭皮や髪の毛の汚れの落ちも良くなります。
【用意するもの】
炭酸水(50mlが目安)、シャンプー、ペットボトル
<炭酸シャンプーの作り方>
1.空っぽのペットボトルに少量の炭酸水を入れます。
2.そこにシャンプーを1、2プッシュ入れます。
3.ペットボトルの蓋をして泡が立つまで振って完成です。
おすすめの炭酸シャンプー
IMPRIME(インプライム) soda Shampoo
心地よい清涼感で洗い上がりがスッキリ爽快。
アミノ酸系界面活性剤をベースにし、炭酸を含ませたシャンプーでダメージをケアして髪のキシつきを防ぎます。
ホイップ状の泡が落ちにくい頭皮・毛髪の皮脂などを効果的に浮かせて優しく洗い上げ、アルガンオイルや6種類のオーガニックハーブエキスなどの天然由来成分により、頭皮と髪に収れん効果と高い保湿効果を与えます。
Aujua(オージュア)エイジングスパ クリアフォーム
髪や地肌の保湿成分として「グルコサミン」「モイスチュアベール」「ヒアルロン酸Na」を配合。
年齢とともに硬くなる地肌を健やかに保ち、ふんわりと立ち上がるボリューム感を髪に与えます。
濃密な炭酸泡と地肌マッサージで血行促進し、皮脂汚れを取り除くことにより、健やかな地肌を保ちます。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
炭酸シャンプーを使うことで、毛穴の奥に蓄積した汚れを落とし「頭皮の悩み」を改善することが出来ます。
毎日シャンプーをしてるのに「べたつき」や「ニオイ」などが気になるという人は、ぜひ一度「炭酸シャンプー」を使ってみてください。
頭皮の悩みをすっきりさせて、快適な生活を手に入れましょう!
その他シャンプーについては、こちらの記事も参考にしてみてください。