最近よく耳にする「AGA」という言葉。
薄毛に悩んでいる男性であれば、なおさら聞き覚えがあるのではないでしょうか?
現在「AGA治療中」という方は、ある程度AGAに対しての知識を持っていると思います。
しかし、現在「薄毛の兆候」がなく「AGAについての知識」が無い人こそ、AGAについてしっかりと理解する必要があるのです。
なぜなら、AGAは予防がとても重要で、AGAになってしまってからでは治療が難しく、時間や費用がかなりかかってしまうからです。
そこで、早期にAGA予防を始める事によって将来の薄毛リスクが格段に低くなるのです。
ということで今回は、「気になるAGAの基礎知識、原因や対策、治療について」お伝えしたいと思います。
AGAとは?
AGA(エージーエー)とはAndrogenetic Alopeciaの略で、「男性型脱毛症」を意味します。
成人男性に良く見られる薄毛で、主に遺伝や男性ホルモンの影響でおこり、
他の脱毛症とは違い、思春期以降に額の生え際や頭頂部の髪が薄くなっていきます。
また、AGAは進行性にあるため、何もせずほっておくと髪の毛の量は減り続け、徐々に薄くなっていきます。
そのため、早めのケアが大切なのです。
AGAの原因
AGAは、「DHT(ジヒドロテストステロン)」という悪性の男性ホルモンが原因で起こります。
このDHTが、髪の毛の生え変わるサイクルを乱すことで、薄毛を進行させるのです。
正常なヘアサイクルは、毛髪が太く長く伸びる「成長期」(2~6年ほど)、成長活動が低下する「退行期」(2週間ほど)、
毛が抜け落ちる「休止期」(3~4ヶ月)を繰り返しています。
AGAの人は、「成長期」を十分に経ないまま「退行期」そして「休止期」を迎えるため、正常な状態のヘアサイクルではなく、髪の毛が短く細い状態でヘアサイクルを終えてしまうため、抜け落ちてしまうのです。
AGA対策
今のところ、「フィナステリド」や「ザガーロ」を使用してDHTを抑制する「投薬治療」や「ミノキシジル配合の発毛薬」を頭皮に塗り込んで発毛を促進させる方法以外に、医学的根拠のある対策法は報告されていません。
しかし、AGAの直接的な対策が出来なくても、日常生活で髪や頭皮に良い習慣をとることでAGA予防に繋げることが出来ます。
食生活や睡眠時間など、生活習慣を見直す
生活習慣の乱れが原因で、頭皮環境が悪くなり、抜け毛が進行してしまう恐れがあります。
食生活では、偏った食事ではなくバランスの摂れた食事をとりましょう。
髪の健康のために積極的に摂りたい栄養素は、たんぱく質・亜鉛・ビタミンB群です。
この3つの栄養素はそれぞれ髪の毛の成分をつくりだし、育毛を促し、抜け毛予防に繋がります。
また、ホルモンバランスを整えるためには、睡眠時間も大切になります。
夜22時~2時の間の成長ホルモンが分泌される時間には必ず就寝することを心がけましょう。
ストレスを溜め込まない
ストレスを溜め込むと自律神経が乱れ、交感神経の働きが強まります。
交感神経は、血管を収縮させる働きがあるため、ストレスを感じてしまうと血行不良の原因になります。
頭皮の血行を保つためにも、ストレスを溜め込まない様にしましょう。
もちろん、ストレスを感じない生活を送るのは難しいことだと思います。
ストレスを溜め込んでしまわない様に、発散できることを見つけておきましょう。
飲酒・喫煙を控える
過度のアルコールの摂取は、肝機能を低下させてしまう恐れがあります。
肝臓はたんぱく質を生成する働きがあるため、肝機能が低下してしまうと髪の毛の主成分であるたんぱく質が不足してしまい、健康な髪が生えづらくなってしまいます。
とはいえ、大人である皆さんは飲む機会を避けられないこともあると思います。
お酒は少しだけなら飲んでも構わないので、飲み過ぎには気をつけましょう。
また、タバコに含まれるニコチンには、血管を収縮させる作用があります。
頭皮の毛細血管が収縮してしまうと髪の毛に必要な栄養が届かなくなり、十分に髪の毛が育たなくなってしまうので、喫煙者の方は、身体や頭皮のためにも禁煙をお勧めします。
頭皮を清潔に保つ
頭皮環境を整えることは薄毛予防に繋がります。
シャンプーを洗浄力の優しいものにかえてあげたり、シャンプーの仕方を見直したりと、地肌をいたわってあげるケアを行いましょう。
また、ヘッドマッサージなど、頭皮の血行促進を促してあげるのも効果的です。
ヘッドマッサージには、疲労回復の効果も期待できるので、疲れがたまった時にもおすすめです。
また、頭皮環境を整えてくれる育毛剤を使うのも良いでしょう。
育毛剤や発毛剤に関しては、こちらの記事を参考にしてみてください。
【育毛剤と発毛剤は違う!?】育毛剤で得られる効果と正しい選び方
【ハゲ問題はこれで解決!!】発毛剤の効果的な使い方と危険な副作用
AGAの治療
薄毛の進行状況がかなり進んでいたり、気になってきた場合は専門医のいるAGA専門クリニックに行くことをおすすめします。
AGA治療の方法は、フィナステリドやザガーロによってDHTを抑制する「投薬治療」が一般的です。
他にも、頭皮に発毛成分を直接注射して治療する「注入治療」や、自分の毛根を移植する「自毛植毛」といった治療法もあります。
効果が出るまで早くても半年は必要で、周りから分かるような変化が見られるようになるには1年ほどかかります。
・AGA治療(投薬治療)の相場
費用はクリニックにより違いますが、月額約15,000~17,000円で、診察料は約3,000~5,000円ほどかかるので、全額で月額約18,000~2,2000円ほどになります。
また、AGA治療は保険が適応されないので全額自己負担となります。
無料でカウンセリングを行っているクリニックもあるので、まずはカウンセリングだけでも気軽に足を運んでみてはいかがでしょうか?
まとめ
薄毛は、改善できる時代です。
一人で悩まずに、一度クリニックに相談してはいかがでしょうか?
きっと人生が変わると思います。
また、規則正しい生活をおくるだけでも予防に繋がります。
生活習慣を見つめなおして、薄毛にならないためにも「早めのAGA対策」を心がけましょう!
その他「薄毛対策」については、こちらの記事も参考にしてみてください。