朝にしっかりとスタイリングしたはずなのに、時間が経つとクセが出てきて全く違う髪形になってしまう。。。
毎日ひろがったり、ハネたりして髪の毛が全然まとまらない。。。
そんなクセ毛で悩む人たちの願いを叶えてくれるのが「縮毛矯正」!
しかし縮毛矯正をかけるとクセが真っすぐに伸びて楽だけど、かけすぎても髪が傷んでしまう…
では、縮毛矯正はどれくらいの頻度でかければ良いのでしょうか?
個人差はありますが、具体的な頻度とおすすめのタイミングについて紹介します。
縮毛矯正をしてもずっとストレートになる訳ではない
縮毛矯正というのは、「一度したら終わり」というものではありません。
人間の髪というのは、常に成長を続けています。
頭皮から新しく生えた髪の毛には、当然、縮毛矯正がかかっていません。
また縮毛矯正をかけてもらったところでも、時間の経過と共に、徐々にとれていきます。
この為「ストレートの髪型を維持し続けたい」ということであれば、やはりかけ直しが必要となってきます。
縮毛矯正をかけるおすすめな頻度とベストなタイミングとは?
縮毛矯正とはくせ毛を半永久的にストレートにする技術ですが、前記にもあるように、また新たに根元から生えてくる髪は元のくせ毛のままの状態で生えてきます。
縮毛矯正は、まだ頭皮から出てきていない髪の毛をストレートにしたり、その人の髪質そのものを変えてしまうような事は出来ません。
薬剤と熱を使って、今生えている髪をくせ毛からストレートにする。それが縮毛矯正です。
そして、せっかくくせ毛からストレートヘアにしたのだから綺麗な状態をなるべく長く保ちたいですよね。
その綺麗なストレートヘアを保つ為には、定期的に新たに生えてきた根元のくせ毛部分に縮毛矯正をする必要があります。
でも、「その定期的な根元の縮毛矯正はどれくらいの頻度でかけるべきなの?」と疑問に思った事があるのではないでしょうか?
縮毛矯正をかける頻度とかけるおすすめの時期があれば知りたいですよね。
クセの強さやタイプ、髪質によって異なるおすすめの縮毛矯正頻度
縮毛矯正をかける頻度やベストなタイミングって、実は人によってバラバラなんです。
それを決める要素というのは…
縮毛矯正をかけるタイミングを決める要素
- クセの強さ
- 髪質(太さ・硬さ・量など)
- 髪型(ヘアスタイル・髪の長さ)
- 気になり度合い
になります。
単純な話、綺麗なストレートヘアを維持出来ていればいいわけです。
半年経っても崩れていない人はかける必要が無いし、3ヵ月程でスタイルが崩れてしまうようならかけた方がいいですよね。
そして、基本的にショートヘアの方が縮毛矯正の頻度は高くなります。
大体1ヵ月に1㎝~1.5㎝伸びるとして、髪の毛が3㎝しかない人と15㎝の人とでは髪が伸びた時の「割合」「比率」「クセの影響の受け方」は異なります。
元の髪が3㎝の人の方が1㎝伸びただけでもすごく伸びたように感じると思います。
また、髪が長い方が重みがあり髪全体のまとまりを生む(広がりを抑える)ので、1㎝伸びたくらいではボリュームも出にくかったり、広がりも気にならなかったりします。
逆にショートだと髪が短く軽い分、少し伸びただけでも広がったりまとまらなくなりやすいのです。
縮毛矯正をかけるおすすめの頻度とは?
ここまでで、髪質やクセの強弱で縮毛矯正をかける頻度がみんなバラバラだということはご理解頂けたと思います。
でも、あえて指標を提示するのであれば
- 3ヵ月置き
- 6ヵ月置き
- 12ヵ月置き
の3パターン!
縮毛矯正をかけたところは基本的にストレートのままです。
そうなると伸びてきた本来持っているクセのある根元の部分を重点的にしなければなりません。
逆に今までしてきた箇所はあまり必要ないということです。
ただ根元だけにすればいいのですが、あまりにも伸びた部分が短いと薬剤と塗布した時に不必要なところまで付いてしまったり、薬剤を流す時にも少なからず毛先の方にも流れて髪に負担をかけてしまうので過度な頻度はおすすめしません。
縮毛矯正をかけるおすすめのタイミングとは?
縮毛矯正をかける頻度とタイミングは、日本で暮らしている限り切っても切り離せない関係なのです。
なぜだと思いますか?
くせ毛の方にとっては愚問かもしれませんが…
それは四季があり、梅雨があるからで、何より日本は温帯気候の中でも最も四季の変化がはっきりしている温暖湿潤気候という気候に分類されています。
日本は、6~9月は湿気・雨共に多い時期になります。
梅雨があり、雨が多い時期がある程度決まっている日本にいるならば、ここを基準に考えないといけないですね。
それを備えるとなると、縮毛矯正をかけるべきベストタイミングは6月前後ですよね。
この6月前後にかけることが出来れば、6・7・8・9月を快適に過ごせるはず。
ここから縮毛矯正をかけるおすすめな頻度を元に逆算すると、縮毛矯正をかけるべきおすすめのベストタイミングが導き出されます。
それは、
- 3カ月置き・・・・6月・9月・12月・3月
- 6ヵ月置き・・・・6月・12月
- 12ヵ月置き・・・・6月
となりますね!
逆に、これを意図せずに単純に気になったからという理由で縮毛矯正をかけてしまうと、かえって縮毛矯正をかける頻度が多くなってしまったり、快適な期間が少なくなってしまったり、時間もお金も非常に勿体ない事になってしまいかねません。
縮毛矯正後は根元だけでいい?
一度縮毛矯正をかけると基本的にそこは半永久的にストレートです。
しかし髪は常に伸びてくるのでまた根元はクセ毛が生えてきます。
次に縮毛矯正をするとすれば、この根元にかけることで髪へのダメージを少なく効率的にストレートヘアを維持していく事が出来ます。
特に縮毛矯正は美容室のメニューの中でも髪の負担が大きいものの一つです。
なるべく髪に負担を与えない事が重要です。
毎回毛先までかけなくていいの?
髪は死滅細胞なので元通りになる事はありません。
爪と同じで、切っても血も出ないし、痛くもないですよね。
髪は生きてはいない細胞で完成された細胞です。
縮毛矯正やカラー、パーマなどを繰り返せば減点法で髪に負担がかかります。
いかに負担を減らすかが大事です。
なので毛先にやる必要がなければ極力毎回毛先まで縮毛矯正をかけない方が髪にとっては良いでしょう。
顔周りのクセだけが気になる…
よく顔周りのクセだけが気になるので前髪だけという方も多いと思います。
特にこめかみの毛はクセがキツイ場合が多いです。
そこまで全体のクセは気にならないけど、顔周りのうねりが気になる方には「ポイントで縮毛矯正をかけ直す」のがおすすめです。
また、他の部分はカットやセットでどうにかなる場合は、むやみに全体にかけなくても良いと思います。
縮毛矯正を定期的にするべきか自宅でアイロンするべきか?
アイロンは一度購入してしまえば、他にお金もかからないので経済的です。
しかし手間がかかる、湿気や汗によってクセ毛が戻ってしまう、全体をやるのが難しいといった問題もあります。
また、使い方を間違えるとダメージに直結します。
そういった場合、縮毛矯正とアイロン、果たしてどちらが良いのか?
ここではそれらを説明していきます。
自宅でアイロンと美容室で縮毛矯正、どちらが傷む?
皆さんはどちらが髪を傷めてしまうと思いますか?
やはり縮毛矯正の方が傷むという方が多いでしょうか?
答えは、「人によって違う」です。
サロンで縮毛矯正をする場合、施術者によってダメージの差はかなり違ってくるかと思います。
きちんとした処理を行えばダメージを最小限に抑える事も出来ます。
また縮毛矯正をした後だけに限りませんが、自宅でもケアはとても大事です。
あまり怠っていると縮毛矯正に関係なく傷みます。
逆に自宅でアイロンを使う場合、間違った使い方をすると縮毛矯正より傷む場合もあります。
自宅でのアイロンによるダメージとは?
自宅でのアイロンの使い方を間違えると、髪に対して大きなダメージを与えてしまいます。
気を付けるポイントは、髪の水分と熱を与える時間。
たまに濡れたままアイロンを通す方がいますが、絶対にやめて下さい。
また、長時間アイロンの熱を髪に与え続けると「タンパク変性」を起こし、ダメージに繋がります。
アイロンを使う場合はしっかりと髪を乾かしてから行う事。
低温でじっくりと通すのではなく、高温でサッと手早く行う。
毛先が折れていたり絡まったまま行うのは絶対に止めましょう!
綺麗に髪を整えて丁寧に行ってください。
美容室で縮毛矯正をかける事でのメリット&デメリットとは?
縮毛矯正をすると、まず普段の手入れが圧倒的に楽になります。
今までクセでゴワついたり、まとまらなかったりスタイルが決まらなかったりしていたのが全て解決します。
今までの苦労は何だったのかと思うかもしれません。
また、クセが無くなると多毛の方はそれだけで髪の量が減ったように感じ、すっきりする筈です。
そして髪にツヤが出ます。
今までうねっていた時は光が乱反射してツヤが出にくかったと思います。
それがストレートになる事で面が整えられ髪にツヤ感が生まれます。
とにかくスタイルがまとまる、髪にツヤ感が生まれ感動するでしょう。
しかし、デメリットも無い訳ではありません。
一度その楽さを手に入れると次は継続していかなければなりません。
根元はクセ毛なので定期的に縮毛矯正をしていくこととなります。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は縮毛矯正の頻度、そしておすすめのタイミングを紹介してきました。
縮毛矯正をかける一番の目的は、毎日の生活を楽にする為だと思います。
1年で一番、クセ毛の方が大変になる「梅雨の時期」に合わせてかけておくことで、さらに楽に過ごせると思いますよ。
ただ、髪の毛への負担は決して少なくないメニューなので、ホームケアもお忘れなく!
ホームケアに関してはこちらの記事も参考にしてみてください。