洗顔は毎日するものですが、どのような洗顔料を使っていますか?
男性であれば、ただ何となく使っているという人も多いかと思います。
しかし、スキンケアの基本である「洗顔」をあなどってはいけません。
使用するシャンプーによって、頭皮の状態や髪の毛の手触りが変わるように、洗顔料や洗顔の方法によっても「肌の状態」が大きく変わってくるのです。
女性にとっては常識である「洗顔の知識」も、男性は知らないことが多いかと思います。
そこで今回は、男性の肌質に合わせた洗顔料の選び方や、洗顔の際のポイントについてお伝えしたいと思います。
洗顔料の種類
石鹸タイプ
石鹸タイプの洗顔料は、肌に優しいということが特徴です。
天然由来の成分のみで作られているものが多く、化学物質にアレルギーがある人におすすめです。
中には、洗浄力の強いものもあるので、肌が弱い人は弱酸性タイプの石鹸を選ぶようにしましょう。
また石鹸タイプの洗顔料は、保管用の容器に入っていないことが多いため、保管に気を使ったり、外出先に持っていくのが困難です。
サイズ的にもあまり持ち運びには適していないため、自宅で使用することをおすすめします。
フォームタイプ
一般的によく使われているのがフォームタイプの洗顔料です。
種類も多く、コスパが良いものが多く存在します。
手に取りやすく、チューブから適量を手に取って使用するので、旅行や出張の際に気軽に持っていくことができます。
フォームタイプの洗顔料の中には
- 洗浄力を高めたスクラブタイプ(細かい粒の入った洗顔料)
- さっぱり感の強いタイプ
- 保湿力に優れたタイプ
などいろいろなタイプの洗顔料が豊富に揃っているので、自分の肌に合ったものを選びやすいという特徴があります。
泡タイプ
泡タイプの洗顔料は、最初から泡で出てくるので、肌に負担をかけにくいという特徴があります。
ふんわりと包み込むような感覚で洗顔ができるので、敏感肌の人におすすめです。
泡タイプの中でも泡が濃密でキメが細かいタイプの洗顔は、特に肌に優しくなっています。
また、シェービングとして併用できるタイプもあります。
自分で泡立てる必要がないので、ビジネスマンのような忙しい毎日を送っている人にもおすすめです。
肌質や悩みに合わせた洗顔料の選び方
乾燥肌
男性の肌は、皮脂が多い反面、肌の表面の水分が少なくなっています。
また、男性は頻繁にシェービングを行うため、髭と一緒に皮脂膜なども落としてしまいやすく、顎や口周りのUゾーンが乾燥しやすくなっています。
このように「肌が乾燥しやすい」という特徴をもつ人は、洗浄力の優しいしっとりタイプの洗顔料を選ぶようにしましょう。
洗浄力が優しいものというのは、アミノ酸系や両性界面活性剤を使用した洗顔料になります。
成分としては、ラウロイルメチルアラニンNaやココアンホ酢酸Naなどで、これらの成分が成分表の上位にきているものを選びましょう。
また、ある程度の洗浄力も欲しいという場合はラウレス-6カルボン酸Naやカルボン酸系の成分が配合されたものを使ってみてください。
脂性肌
男性肌の皮脂量は、女性の約2~3倍と言われています。
肌が脂っこいと感じる人は、洗浄力の高い洗顔料を選ぶようにしましょう。
洗浄力の高いものというのは、石鹸やカリ石鹸などの石鹸系の洗浄剤です。
成分表の上位にミリスチン酸、パルミチン酸、ラウリン酸などの脂肪酸類と合わせて、水酸化K、水酸化Naなどが表示されているものは「石鹸」になります。
また、オイリーな肌の人はメントールなどが配合されているものを使うと、洗いあがりがすっきりするのでおすすめです。
ニキビ肌
ニキビを気にされている人は、アクネケア用の洗顔料を選ぶようにしましょう。
アクネケア用として販売されている「医薬部外品の洗顔料」の中には、炎症を抑えてくれるグリチルリチン酸ジカリウムや、殺菌作用のあるサリチル酸などが配合されているため、ニキビ肌の人にはおすすめです。
ある程度洗浄力の高いもので、余分な皮脂を落とし、保湿をしっかりしてあげることがニキビケアでは重要になります。
洗浄力の高い洗顔料を使ったあとは、肌が乾燥しやすくなっているので、しっかりと保湿をしないと逆に皮脂が分泌されやすくなり、余計にニキビのできやすい肌になってしまうので注意しましょう。
ニキビについては、こちらの記事も参考にしてみてください。
【男性に被害発生中!】大人ニキビが起こる原因と治し方お教えします
敏感肌
敏感肌の人にチェックしてもらいたいことが、洗顔料に配合されている成分です。
洗顔料は洗い流すものですが、配合されている保湿剤によっては、洗顔後の肌の潤いを失いにくくしてくれるものもあります。
保湿してくれる成分として、セラミド、PCA-Na、アミノ酸が配合されているものがおすすめです。
医薬部外品の洗顔料に配合されているアラントインなどの抗炎症成分は、乾燥肌や敏感肌の人にとっては嬉しい成分になっています。
また、注意しておきたい成分にBHTやサリチル酸などがあげられます。
これらの成分は刺激が強いので、敏感肌の人はピリッとした刺激を感じることがあるので注意してください。
洗顔を行う際のポイント
泡立てネットを使う
洗顔は泡の吸着によって汚れを落とすので、石鹸タイプや洗顔フォームタイプの洗顔料は「泡立てネット」を使って、キメ細かい泡を作ることを心掛けるようにしてください。
逆さにしても落ちないくらいのしっかりとした泡を作りましょう。
洗う時に手でこすらない
洗う時に手でこすってしまうと肌への刺激になってしまうので、顔には直接手で触れずに泡で撫でるような感覚で洗顔しましょう。
30℃~32℃のぬるま湯ですすぐ
熱いお湯ですすいでしまうと皮脂を取り過ぎてしまい、乾燥の原因になってしまいます。
逆に低すぎると汚れが落ちにくいので、ぬるま湯ですすぐようにしましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
使用する洗顔料や洗顔の方法によって、肌の状態は大幅に変わってきます。
今まで洗顔のことを軽く考えてはいませんでしたか?
洗顔は毎日するものなので、ただ何となく洗顔料を選ぶのではなく、自分の肌質や肌悩みに合わせて選ぶようにしましょう!
その他、男性のスキンケアに関してはこちらの記事も参考にしてみてください。