最近、洗顔をしても「顔のくすみ」や「ざらつき」が取れないと感じた事はありませんか?
それは古い角質が肌に残ってしまっているせいかもしれません。
古い角質は洗顔では落とす事が出来ず「ピーリング」という特殊な方法を必要とします。
女性であれば常識であるこのピーリングも、男性ではまだまだ行っている人は少ないと思います。
しかし、男性も女性と同様に角質ケアを行わなければ「くすみ」や「ざらつき」という肌トラブルが発生してしまいます。
そこで今回は、美肌を目指す男性の為に古い角質を落とすピーリングについてお伝えしたいと思います。
ピーリングとは
ピーリングとは、古い角質や角栓を除去することによって肌の表面のくすみや汚れを取り去り、綺麗な肌を表面に出すというスキンケア方法です。
私たちの肌は、約1ヶ月周期で古い角質を剥がし、新しい角質に生まれ変わるといったサイクルを繰り返しています。
このサイクルのことをターンオーバーと言います。
本来角質はターンオーバーによって自然に剥がれ落ちていくのですが、生活習慣の乱れや肌の衰えにより、ターンオーバーの周期が崩れてしまうと、肌が古い角質を溜め込んでしまい、ざらつきやニキビ、テカリなどの肌トラブルを起こしてしまうのです。
ピーリングはそのターンオーバーを強制的に起こさせるようなものであり、余分な角質を落とすことで肌を綺麗にしてくれるという仕組みなのです。
ピーリングで得られる効果
肌がすべすべになる
ピーリングで古い角質が除去されると、肌表面のざらつきやごわつきが気にならなくなります。
肌表面が滑らかになり、触り心地の良い肌になります。
肌の色がワントーン明るくなる
古い角質が何層にもなると、肌の色が暗くくすんでしまいます。
定期的にピーリングをすることで、古い角質が減り、くすみを取り除くので、肌が本来の肌の色を取り戻し、明るく見えるようになるのです。
肌トラブルを起こしにくくなる
ニキビや吹き出物は皮脂の過剰分泌だけではなく、皮脂が溜まってしまった毛穴を「角質」が塞いでしまうことが原因で起こります。
ピーリングで「角質」を定期的に落とすことで、詰まりが改善され、ニキビや吹き出物ができにくい肌になります。
また、毛穴の開きや黒ずみも「角質」が原因で起こります。
皮脂と角質が混ざったものが毛穴の中で固まってしまうと、毛穴が押し広げられて目立つようになり、さらにそれが酸化してしまうことで毛穴が黒ずんでしまうのです。
ピーリングで古い角質を除去することで、肌トラブルが起きにくい肌にすることが出来ます。
ピーリングの種類
ピーリングジェル
ピーリングジェルとは、ジェル状の薬剤を顔全体につけ、軽くマッサージすることで古い角質を落としていくものです。
ポロポロと角質が取れ、ピーリング直後は肌がツルツルになります。
市販に売られているものも多く、男性用のピーリングジェルも販売されています。
しかし、ピーリングジェルに使用されているピーリング剤は刺激が強いため、肌に大きな負担をかけてしまいます。
そのため、敏感肌の人や肌トラブルを抱えている人は注意してください。
ピーリング石鹸
ピーリング石鹸とは、洗顔石鹸にピーリングの成分を配合したものです。
顔を洗うだけで手軽にピーリングでき、他のピーリング剤よりも刺激が少ないのが特徴です。
しかし、角質を溶かす成分が入っているため、毎日使うのではなく、週に1、2回の使用に留めるようにしましょう。
ピーリングのやり方
ここでは、一般的によく使われるピーリングジェルの使用方法をご紹介したいと思います。
洗顔
まず最初に洗顔をして、肌をキレイな状態にしておきましょう。
また、毛穴を開いておくことでピーリングによって角質が取れやすくなります。
ピーリング剤をつける
洗顔後、タオルなどで水気を取り、ピーリング剤を角質が気になる部分に馴染ませていきます。
ピーリングは顔全体に行う必要はないので、皮脂の分泌量の多いおでこから鼻にかけてのTゾーンを中心に行いましょう。
頬などの皮膚が薄く、デリケートな部分は気になる時にだけ行い、普段は避けましょう。
ピーリング剤は乾いた肌の状態で使用することで高い効果を発揮します。
逆に、敏感肌の人は濡れた肌につけることで刺激を少なくすることが出来ます。
マッサージをしながら馴染ませる
ピーリング剤をつけたら、指の腹で円を描くようにクルクルと優しくマッサージをしていきましょう。
肌にピーリング剤を馴染ませて、角質を落としていきます。
しっかりと洗い流す
1分程マッサージしたら、ぬるま湯で流していきます。
ピーリング剤は刺激が強いので、長時間の使用は絶対にやめてください。
また、流し残りがあると肌トラブルの原因になるのでしっかりと洗い流すようにしましょう。
ピーリングの注意点
強く擦らない
ピーリング剤をつけるときに、強くゴシゴシと擦らないようにしましょう。
強く擦ってしまうと、肌に負担がかかるだけではなく必要な角質も落としてしまい、肌の乾燥を引き起こします。
頻度は週に1~2回
角質は肌を守ってくれる働きをしています。
毎日ピーリングしてしまうと、必要な角質まで剥ぎ取ってしまうので肌のバリア機能が弱まり、肌トラブルが起きやすくなってしまうので、週に1、2回に留めておきましょう。
肌荒れを起こしているときは避ける
シェービング後や、日焼けのダメージを受けている肌にピーリングを行うのはやめましょう。
また、ニキビができている部分も避けましょう。
炎症が悪化してしまいます。
保湿をしっかりと行う
ピーリングして、角質を除去したあとは肌の内部の水分が蒸発しやすい状態です。
化粧水や乳液でしっかりと保湿を行うようにしましょう。
紫外線に気をつける
ピーリング後は、肌が敏感になっているので紫外線の影響も強く受けてしまいます。
外に出るときは日焼け止めをつけたり、帽子をかぶったりなどのUV対策をしましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
ピーリングした後の肌は、生まれ変わったようにすっきりとします。
肌のくすみや手触りなどに悩んでいるのであれば、ぜひ1度ピーリングを試してみてください。
もし、自分でピーリングをしても効果が分からないという人は、美容皮膚科やクリニックで専門的なピーリング施術を受けてみましょう。
その他男性のスキンケアに関しては、こちらの記事も参考にしてみてください。