女性の肌の悩みで、常に上位に挙がるのが「毛穴の開き」。
角栓ができたりファンデーションが毛穴落ちしたりすると、より目立ってしまう事も…。
「赤ちゃんのようなすべすべで毛穴の無い肌になりたい!」という声もよく聞きます。
毛穴の開きを目立たなくしたいと思ったら、まずは毛穴の機能や役割を知った上で、自分の肌に合った毛穴ケアを始める事が大切です。
毛穴が開く原因と対策を知って、接近戦でも自信が持てる肌を目指しましょう!
毛穴の開きの様々な原因について
開き毛穴の人の特徴は?
- 毛穴が丸く開いている
- オイリー肌または混合肌である
- Tゾーンのテカりが気になる
- 化粧が崩れやすい
- 油っぽい食べ物が好き
などが挙げられます。
肌の奥から伸びる体毛を包む毛包管が、肌表面で開いたものが毛穴です。
毛穴には、皮脂を分泌する皮脂腺がもれなく付随しています。
ボディに比べて顔は特に毛穴の数が多く、毛包管も皮脂腺も大きいのが特徴。
では、毛穴はどうして開いてしまうのでしょうか。
皮脂の過剰分泌
皮脂の分泌量は思春期から増え始め、20代前半でピークになります。
また、気温の上昇や偏った食生活など、様々な要因が重なって皮脂の分泌量が過剰になることもあります。
すると、皮脂によって毛穴の出口が押し広げられてしまうのです。
皮脂は本来、汗と混ざり合って皮脂膜になり、肌の乾燥を防いでくれるもの。
ところが過剰に分泌されると、毛穴が開いてしまうのと同時にベタつきやニキビなど、肌トラブルが起こりやすくなってしまいます。
顔のテカリに関してはこちらの記事を参考にしてみてください。
顔のテカリが気になる!過剰な皮脂の原因と改善方法をお教えします。
肌の乾燥
肌の一番外側にある角層から水分が失われると、紫外線や雑菌などの外的刺激から肌を守る「バリア機能」が低下します。
すると肌はバリア機能を補うために、皮脂を過剰分泌させることがあります。
それにより先程と同じ理由で毛穴が開いてしまいます。
また、お肌の水分が足りない状態が続くと、カサカサして角質層が厚くなり、肌表面がゴワゴワして硬くなっていきます。
さらにバリア機能が低下すると、肌は砂漠のような乾燥状態になり、肌のキメが乱れ、毛穴が目立ってくるのです。
肌のたるみ
たるみが原因の人は、毛穴の形がしずくのような形をしています。
本来は丸い形をしている毛穴は、ハリが失われると重力に逆らえずにたるんでしまい、丸ではなく雫型の毛穴になってしまうという理屈。
たるみは加齢や水分不足が原因で起きてしまいます。
頬を指でピッと引っ張ると毛穴が目立たなくなる場合は、たるみが原因かもしれません。
今日から出来る!毛穴を小さくするケア方法
様々なケアをし尽くしたけど、なかなか小さくならない毛穴…
今回はお悩みの皆さんに、毛穴を小さくするための方法をご紹介します。
基本的なことばかりなので是非今日からチャレンジしてみてくださいね。
クレンジング&洗顔をきちんと行う
忙しい朝や疲れ切った夜は、いつものスキンケアをさぼりたくなってしまいがち。
しかし、メイクや汚れが肌に残っていると、それが皮脂や古い角質と混ざり合って毛穴の中に蓄積していきます。
それが「詰まり毛穴」となり、そのまま放置しているとブツブツとした黒ずみ毛穴が目立つように…。
毎日分泌される皮脂とその日の汚れをきちんと洗い落とすクレンジング&洗顔は、毛穴ケアの基本中の基本です。
朝と夜、洗顔料をよく泡立てて、皮脂汚れをすっきりと洗い流しましょう。
ただし1日に何度も洗ったり、ゴシゴシ肌を擦るように洗ったりするのは厳禁。
それにより肌が乾燥し、皮脂の過剰分泌から毛穴の目立ちへと繋がってしまいます。
潤いを守って汚れをすっきりと落とす洗顔のコツは、たっぷりの泡。
泡が汚れを包み込むことで、肌を擦らずに落とすことが出来ます。
水かぬるま湯を少しずつ加えながら、手を逆さにしても落ちないくらいまでよく泡立てましょう。
泡立てネットなどを使うと簡単にキメの細かい泡が出来上がりますよ。
おすすめの毛穴ケアクレンジング
shu uemura(シュウウエムラ)フレッシュ クリア サクラ クレンジングオイル
細かい分子のオイルを使用した高い洗浄力と毛穴の悩みへアプローチ。
しっかりと汚れを落とし、使い続けるほどに毛穴が小さく滑らかな肌に導いてくれるクレンジングオイルです。
保湿ケアを徹底する
乾燥を防いで角層のバリア機能を保つには、丁寧な保湿ケアが大切です。
化粧水で毛穴をキュッと引き締めながらみずみずしい潤いを与え、乳液やクリームで必要な油分を補うことを忘れないようにしましょう。
基本の保湿ケアは
- 化粧水
- 美容液
- 乳液
- クリーム
の順番です。
ただし、ブランドやアイテムによって使用順が異なる場合があるので使う前に確認しましょう。
化粧水はコットン派、素手派と分かれますが、基本は適量を顔全体にくまなく馴染ませること。
乳液やクリームなどの保湿化粧品を塗る時は、顔の中心から外側へ、肌を刺激しないよう優しくつけるのがポイントです。
一方で皮脂が多い人は、ベタつきが気になって化粧水だけでケアを済ませたり、乳液の量を減らしたりと、自己流スキンケアをしている人もいるのでは?
化粧水と乳液はどちらもきちんと使用量を守ってつけることで、潤いが持続しやすくなります。
ベタつきが気になる人は、さっぱりタイプの乳液を選んでみましょう。
実は、「さっぱり」と「しっとり」の違いは、肌に付けた時の感触なんです。
保湿効果に大きな差は無いので、お好みのタイプを選んでください。
おすすめの毛穴ケア化粧水
ALBION(アルビオン)薬用スキンコンディショナー
言わずと知れたアルビオンの名作「スキンコンディショナー」。
さっぱりとした使い心地で、キュッと毛穴を引き締めます。
肌タイプ別の詳しいスキンケア方法に関してはこちらの記事を参考にしてみてください。
肌タイプ別のスキンケア方法と、洗顔後に出来るセルフ肌質チェック!
毛穴パック選びは慎重に
シートタイプの毛穴パックで、すっきり取れた角栓を眺めて満足したことのある方は多いはず。
しかし、実はこのタイプの毛穴パックだと、敏感な肌にダメージを与えることもあります。
効果的な場合もありますが、剥した場所がヒリヒリしてしまうこともあるので、代わりにグリコール酸を配合した、洗い流せるタイプのパックやピーリングジェルを使うのがおすすめです。
毛穴の汚れを絞り出さない
毛穴から角栓や汚れを絞り出したくなっても、そこは我慢しましょう。
炎症や感染を引き起こすこともあるので、お肌をキレイにするはずが、逆に赤い吹き出物が出来てしまうこともあります。
毛穴の汚れを取る場合は、エステなどの専門家にやってもらうのがベストです。
それが無理なら、せめてクレンザーを使って毛穴のお掃除をしましょう。
間違っても爪ではやらないようにして下さい。
肌のことも考えた食事を心がける
積極的に摂取したいのは、やはりビタミンCです。
肌のダメージを直し改善させながら、コラーゲンの生成や正常なターンオーバーを促すので、毛穴の開きにも有効な栄養素です。
ビタミンCを多く含む柑橘類や、サプリメントから効率良く摂取しましょう。
そして、水を多く飲むように心がけるとなお効果的です。
水分を取ることで体の内側から乾燥を防ぐことができ、新陳代謝が良くなるので肌のターンオーバーも活性化されます。
ポイントは、ジュースやカフェインの入ったお茶ではなく、水を飲むことです。
水が苦手な方はノンカフェインのお茶でも構いませんが、体内の隅々まで行き渡り、循環を促す効果が高いのはお茶屋甘味料が混ざっていない、純粋な水がおすすめです。
そして、トイレにもなるべく多く行くようにし、飲んだ分はきちんと排泄しましょう。
油っこいものが好きな方も、皮脂のために出来れば食事内容を改められると良いのですが、水を飲んで体内循環を促すだけでも違うと思いますよ。
表情筋トレーニングをする
毛穴が気になっていて肌がたるんでいる実感のある人は、顔の表情筋を積極的に動かすトレーニングがおすすめです。
適度な顔の筋肉を維持するようにすると良いでしょう。
毛穴の開きの原因を作らない為に出来る対策
皮脂の過剰分泌による開き毛穴を解消させるには、日々の生活習慣を変えるだけで、大きな変化が期待出来ます。
日々の生活・習慣の中でも皮脂の過剰分泌が起こる原因になるものを紹介していきます。
心当たりがないか、一度チェックしてみてください。
睡眠
睡眠が皮脂の過剰分泌を抑えるなんて、あまりピンと来ないかもしれません。
ですが、毛穴対策の中でも相当重要な対応策なんですよ。
忙しくてなかなか寝る時間を確保出来ない時でもスキンケアをしっかりされる方がいますが、睡眠が少ない中でスキンケアをしてもそのスキンケアの価値はゼロと言っても過言ではない程、睡眠不足はお肌に大きな影響を及ぼします。
少し強引ですが、忙しくて時間が確保出来ないようであれば、スキンケアをせずに寝たほうがマシというわけです。
「5時間睡眠だった方が、6時間睡眠に変えたところ肌荒れがかなり改善された」という例もあります。
今、十分な睡眠時間を取っていないと感じたら、睡眠は最低でも6時間は確保するように心掛けて下さい。
昼夜逆転して睡眠をとったとしても、ホルモンバランスの乱れが考えられるので、あまり良いとは言えません。
夜11時には眠りにつくのが理想です。
週末の寝溜めは疲れが取れますが、平日のお肌のターンオーバーの回復には全く意味が無いので、毎日の睡眠のリズムは崩さないようにしましょう。
食事
毛穴を小さくする方法でも少し紹介しましたが、皮脂の過剰分泌に大きく関わっているのが『食事』です。
皮脂の分泌は洗顔などで表面から抑えることも出来ますが、食事からコントロールすることがより効果的です。
食べ物の栄養素や食材の効果などを一つ一つ調べたり、理解するのはとても大変ですよね。
ですが、皮脂の過剰分泌を抑えるシンプルな方法があります。
それは、外食(高カロリー)、コンビニ弁当、お菓子、ファーストフード、ジャンクフード、油ものを控える事です。
これだけ心がけるだけでも皮脂の過剰分泌に相当変化があるはずです。
また、料理は手作りにしてみると、バランスの良い食事が摂り易く、栄養素の知識も増えるのでおすすめです。
ストレス
ストレスで自律神経のバランスが崩れた時、交感神経が活発になると血糖値が上がり、脈を打つスピードも速くなります。
そうなると、血液はお肌よりも脳や筋肉に優先的に送られていってしまいます。
同時に脳下垂体から副腎皮膚刺激ホルモンの分泌量が増加し、副腎皮膚からの男性ホルモン分泌が高まると、皮脂の分泌量が高くなります。
これは人間に備わった機能なので、ストレスを感じないことがストレスからくる皮脂コントロールを制御する方法になります。
仕事でストレスが溜まった時によく顔がテカる様であれば、ストレスによる皮脂の過剰分泌が考えられます。
ストレスを溜めないようにするこも、毛穴が開いてしまうことの対策になります。
まとめ
気になる毛穴の開き。
毛穴を小さくする方法はいくつもあります。
何が原因であるのかを知り、おして適切な対応をしていくことが基本中の基本となります。
ご自身の中で思い当たる節があるのなら、まずは改善していきましょう。
すぐに効果を出すことは難しいかもしれませんが、続けていれば必ず良い結果になるはずです。
日頃のお手入れですべすべの毛穴レスなお肌を手に入れましょう!
その他美肌ケアに関してはこちらの記事も参考にしてみてください。