気温も上がり、分厚いアウターも出番が少なくなる季節。
この季節になると、「鼻やTゾーンはテカるのに、頬は乾燥したまま…」
「どんなケアをしたら良いのか分からない…」という方も多いのではないでしょうか。
Tゾーンを触ると皮脂がべっとりと付くのに、頬や口周りは粉を吹いてガサガサ…。
毎日しっかりとケアをしていても、そのケアが間違っていてはその悩みはいつまでも解決しません。
しかし、正しいケアをするとお肌のテカリも乾燥も一気に解決することができます。
憧れのツヤ肌になって、「お肌ツヤツヤだね!どこの化粧品使ってるの?」なんて聞かれてみたいですよね。
そこで今回は、日本人女性の70%が『混合肌』になってしまう原因と、正しいスキンケア方法をご紹介します。
日本人女性の70%が『混合肌』に悩んでいます。
鼻とTゾーンはテカっているのに、他の部分はガサガサ…
日本人女性の70%がこの悩みを一度は経験しています。
これは、いわゆる『混合肌』。
実は、日本人女性のほとんどが混合肌だと言われています。
混合肌とは
肌質はお肌表面の水分と皮脂の量で、普通肌、乾燥肌、脂性肌、混合肌の4つのタイプに分けられます。
その中でも、カサカサの乾燥肌とベタつきが混在する肌タイプを『混合肌』と言います。
特に鼻やおでこなどのTゾーンは皮脂が多く、フェイスラインや顎などのUゾーンに乾燥を感じやすくなっており、場所によって肌の水分量と皮脂の量が異なっています。
混合肌と似ている『乾燥性脂性肌』
混合肌と似た区分に、乾燥性脂性肌があります。
混合肌とは少し違いがあり、乾燥性脂性肌の場合は乾燥がベースになっています。
混合肌の場合は、オイリーな部分に乾燥を感じることはありません。
洗顔直後にツッパリや乾燥を感じた後、皮脂が分泌されていたら『乾燥性脂性肌』。
洗顔直後にツッパリを感じることなく、皮脂分泌がされている箇所があれば『混合肌』になります。
混合肌の原因
混合肌になってしまう原因には、どういったことが関わっているのでしょうか。
ここでは、混合肌になってしまう原因を説明していきます。
混合肌の原因①季節性のもの
混合肌の原因1つ目は、季節によるものです。
お肌は体調と同じで季節によって変化が出やすいことがあります。
寒い時期になると乾燥を強く感じたり、夏になると皮脂の過剰分泌を強く感じたりすることがあると思います。
外の気温や湿度の変化が原因で、混合肌を引き起こすことがあります。
混合肌の原因②ホルモンバランスの乱れによる混合肌
混合肌の原因2つ目は、ホルモンバランスの乱れによるものです。
女性ホルモンには、肌の潤いに関係があるエストロゲンと、皮脂に関係があるプロゲステロンがあります。
この2つのホルモンバランスが崩れることによって、肌がカサカサになってしまうのです。
混合肌の原因③間違ったスキンケア
混合肌の原因3つ目は、間違ったスキンケアです。
ほとんどの人が肌全体を同じスキンケアで済ませていると思いますが、肌は箇所によってデリケートな部分から皮脂腺が多い部分まで様々です。
肌の特性を理解せずに、皮脂対策や過剰すぎる保湿などを行うと、部分的に肌質が異なる『混合肌』になってしまうのです。
混合肌のための正しいスキンケア
日本人女性の70%が悩んでいる『混合肌』。
混合肌は、乾燥とオイリーの2つの要因が絡んでいるので、肌トラブルを引き起こしやすい性質があります。
その為、2つの要因に対しての正しいスキンケアが必要になってきます。
クレンジング
クレンジングは比較的肌に優しいと言われている、ミルクタイプやクリームタイプのクレンジングなどがおすすめです。
どうしても落ちないポイントメイクには、ポイントリムーバーを使い、肌に負担を掛けないようにメイクを落としましょう。
洗顔
洗顔は、洗い過ぎないことが大切です。
皮脂が気になるからと言って、念入りに洗顔をしている人もいると思いますが、それは逆効果です。
混合肌には、クレンジングと同様に、肌に負担がかからない成分が優しいタイプの洗顔料がおすすめです。
ゴシゴシとこするのではなく、優しく肌への摩擦を減らしながら洗いましょう。
また、すすぎは30℃~35℃程度のぬるま湯で流すようにしてください。
強い洗浄力の洗顔料や熱すぎるお湯で洗うと、乾燥している部分はさらに乾燥し、皮脂が出やすい部分はよりテカりやすくなってしまいます。
化粧水・美容液
化粧水や美容液は、保湿力重視で選びましょう。
保湿効果の高いセラミドやヒアルロン酸、コラーゲン配合のものがおすすめです。
また、アルコール成分などの刺激が強いものは避けて、肌に優しい低刺激のアイテムを選びましょう。
皮脂が気になる場合は、その部分だけ皮脂の分泌を抑えるビタミンC誘導体のアイテムや収れん化粧水を使用するのもおすすめです。
乳液・クリーム
混合肌には、油分も必要です。
特に乾燥を感じやすい部分には、しっかりと油分を補充する必要があります。
皮脂が気になる部分には、手の平に残っている分で良いので、薄く乳液やクリームを塗りましょう。
まとめ
日本人女性の70%が悩みを抱える『混合肌』についてご紹介しました。
肌にいくつかの悩みが混在していると、スキンケアをどうしたらいいのか悩んでしまいますよね。
しかし、正しくケアをしてあげれば混合肌でも化粧崩れしにくい肌になることが出来ます。
毎日の肌の状態をチェックしながら、その時に適切なスキンケアを行っていきましょう。