ヘアカタログなどを見て、かっこいいなと思っても自分で再現するのはなかなか難しいですよね。
やりたい髪形には動きがあるように見えるけど、WAXだけでスタイリングをしてもなかなか同じようにはなりません。
実はそれら「動きのある髪形」は、パーマもしくはヘアアイロンを使ってセットをしているヘアスタイルなのです。
学校や会社の規則でパーマが出来ない人も、休みの日くらいはお洒落な髪型にしたいと思う人もいるかと思います。
そこで今回は、パーマでは無く「ヘアアイロンを使って出来る!おすすめのメンズヘアスタイル」をご紹介します。
ヘアアイロンとは
ヘアアイロンとは熱の力で髪をストレートにしたり、カールをつけたりするアイテムです。
かなり高温のアイテムのため、火傷の恐れがあるので注意して使用しましょう。
大体60度~200度くらいの温度設定が可能ですが、使用する際は髪へのダメージを考慮して「160度くらいまで」で使用することをおすすめします。
髪質により、形が付きにくい場合は低温から少しずつ温度を上げて使用していきましょう。
また、形もプレートタイプのストレートアイロンと丸い筒状のカールアイロンがありますが、男性は髪の毛が短い場合が多いので、ストレートアイロンを使用した方がセットしやすいでしょう。
ヘアアイロンを使う前にやるべきこと
ヘアアイロンは高温で使用するため、人体に及ぼす物理的な「火傷」以外にも、髪の毛に及ぼす悪影響があります。
それらを軽減するために、ヘアアイロンを使ってセットする前にやるべきことを学んでおきましょう。
髪の毛をしっかりと乾かす
髪が濡れている状態でヘアアイロンを使用すると「水蒸気」が発生します。
水蒸気が発生すると、水蒸気に触れている部分の温度が「実際に使用しているアイロンの温度以上になる」ため、髪の毛が非常にダメージを受けてしまいます。
このような高温の熱ダメージを受けると、髪の毛は固くなり
- パーマがかけられない
- ヘアカラーが染まらない
- 見た目がチリチリで収まらない
といったような状態になってしまいます。
これらの悪影響を防ぐためにも、しっかりと髪の毛を乾かしてからヘアアイロンを使用するようにしましょう。
アイロン前のヘアトリートメントを使用する
ヘアアイロンを使う前に、専用のヘアトリートメントをつけておくと、髪へのダメージも少なく、カールを長持ちさせてくれる効果があります。
アイロン前専用のヘアトリートメントは、熱によるダメージを軽減する成分以外にも、熱に反応するトリートメント成分を含むため、必ず使用するようにしましょう。
ドラッグストアでも市販の商品が多数存在しますが、どれを使ったら良いか分からない場合は、担当の美容師さんに相談してから使うようにしましょう。
ヘアトリートメントに関して詳しく知りたいという方はこちらの記事を参考にしてみてください。
【洗い流さないトリートメントの選び方】オイルとミルク、おすすめはどっち?
ヘアアイロンを使用する際の注意点
実際にヘアアイロンを使ってセットする際にも注意点が存在します。
これらの注意点に気を付けながら、正しくヘアアイロンを使ってセットするよう心がけましょう。
- 同じ部分に何回もアイロンを通したり、長い間挟んで熱を与え続けると髪を傷めてしまうので最小限にとどめましょう。
- 何度やっても癖が伸びない場合や理想の毛流れが出来ない場合は、一度髪を濡らして乾かし、リセットしてからアイロンを入れていきましょう。
- ヘアアイロンでカールを作るときのポイントは手首のひねり方です。内側にひねると内巻きになり、外向きにひねると外はねになります。手首のひねり方でカール感を変えることができます。あまりカールのいらないところに手首をひねりすぎるとカールがつきすぎてしまうので気をつけましょう。
- 毛束を多く取りすぎると全体に熱が伝わらないので、一気に挟もうとせずに少しずつ分けてアイロンを通していきましょう。
おすすめのメンズヘアスタイル
ヘアアイロンについて学んだ所で、実際にヘアアイロンを使って出来る「おすすめのメンズヘアスタイル」をご紹介します。
アイロンの使い方やスタイリングの方法も説明しているので、是非参考にしてみてください。
前髪と全体に自然なカールを付けたヘアスタイル
前髪は自然に下ろすように、根元付近からはさみ、軽く滑らせていき、カール感は流せるくらいの緩めのカールを毛先につけましょう。
やりにくい場合はヘアクリップなどのピンで少しずつ分け取って行うとやりやすいです。
この時、くせ毛の人はアイロンでくせを伸ばしながら行いましょう。
トップにボリュームと動きを出したヘアスタイル
つむじから前は前に、つむじから後ろは後ろに内巻きのカールをつけていきましょう。
トップに高さと動きを出したいので、根元からアイロンを回転させて強めのカールをつけましょう。
全体的に強めのカールで動きを出したヘアスタイル
髪の毛全体的にランダムに細く毛束をとり、色々なところに強めのカールをつけていきます。
細めの毛束をいっぱい作ることで動きが出やすくなります。
後ろの耳周りの毛は外はねに巻くと、バランスよく仕上がります。
スタイリング剤を使ったスタイリングのやり方
ヘアアイロンを使ってセットをした後に、最終的にワックスなどのスタイリング剤を用いてセットを完成させます。
男性の方はスタイリング剤の付け方やセットのやり方が分からない人が多いので、基本的なスタイリング方法をご紹介します。
せっかくヘアアイロンを使って苦労して作った髪形を台無しにしないように、スタイリング剤の付け方やセットの方法をしっかりと学んでおきましょう。
ワックスの付け方
- ワックスをつけるときは後頭部から付けていきます。(揉みこみながら付けていきましょう)
- その後、前髪以外の毛を全て上にかきあげながら全体的にワックスをなじませていきます。
- かきあげた毛をシャンプーをする時の要領で、左右に振りながらゆっくりとおろしていき、毛束を作りながらシルエットを整えていきます。(ひし形のシルエットをイメージしてスタイリングしていきましょう)
- 最後に手に余ったワックスを前髪や顔周りの毛先に付けて、微調整していきます。
毛先の動きや束感を意識したスタイリング方法
- ワックスで固まってしまった毛先をコームの後ろの部分を使って、細かく裂いて馴染ませていきます。(前髪はコームの部分でといてスタイリングしてください)
- 毛先をねじったりつまんだりしながら束感を出していきます。(毛束は細かく、ランダムにとっていきましょう)
- 動きが足りない場合は再度アイロンでカールをつけていきます。
- 最終のスタイリングチェックが終わったら、形をキープさせるためにスプレーでしっかり固定させます。(頭から少し離して全体に満遍なく行き渡らせます。)
- 最後に、毛束の部分に崩れないようスプレーを振って完成です。
まとめ
ヘアアイロンを使ったセットは難しいと感じる人もいるかと思いますが、コツさえつかめば簡単に出来るようになります。
そして、アイロンのやり方次第で様々なバリエーションのセットが出来るようになります。
アイロンの操作に慣れてきたら様々な方法を試してみてましょう。
パーマをかけなくても、好きな日にだけ簡単にイメージを変えることが出来るので、おすすめですよ!
パーマに関してはこちらの記事を参考にしてみてください。