日本の夏は気温・湿度どちらも高いので、汗をかきやすくなりますよね?
そんなべたべたした汗が原因で気になってくるのが、ワキや頭皮、体中から出てくる『体臭』ではないでしょうか。
自分のニオイに気付かなくても、電車やエレベーターに乗った時に他人のニオイが気になる…。
そうすると、「自分も臭っているかも…」と気になっている人も少なくないと思います。
そんな嫌な体臭を気にしている方に質問です。
「毎日入るお風呂を、サッとシャワーだけで済ましている日はありませんか?」
特に夏場は気温が暑い日が続くので、湯舟につかることを控える人が多くなりがちです。
しかし、その行為が『体臭』に繋がっている可能性が…。
湯船に浸かることは疲労回復だけでなく、体臭改善に効果があるのです。
実は、入浴することで体臭が防げると言われているのには、きちんとした理由があります。
体臭改善のためには湯船に浸かることが効果的なのです!
シャワーだけで済ませてない!?体臭改善のために湯船に浸かろう。
お風呂にお湯をはってゆっくり浸かるのは気持ち良いけど、湯船の掃除は面倒…。
というように、ついついシャワーだけで済ませてしまうこともありますよね。
特に夏の暑い日は、お風呂上りに汗をかいてしまうこともあり、シャワーだけでバスタイムを終わらせてしまいがちになってしまいます。
しかし、体臭が気になりやすい「夏」こそ湯船に浸かるべきなのです!
体臭は疲れの元である『乳酸』が関係している?
乳酸は疲労物質のことで、運動すると体内に乳酸が溜まって疲れを感じます。
この乳酸は疲れの元となるだけでなく、体臭の元にもなっているのです。
体内で乳酸が増加すると同時に、悪臭の原因であるアンモニアも増加していきます。
アンモニアは肝臓の働きで解毒されますが、肝臓が疲労して解毒力が弱まっていると、解毒できなかったアンモニアが汗に混ざって排出されるため、体臭が強くなってしまいます。
これは、疲労を原因とした体臭であることから、『疲労臭』と呼ばれています。
乳酸は血液の循環が良くなると減少していくため、湯船に浸かって体を温め、血液循環を良くする必要があります。
乳酸が減るとアンモニアも減少するので、体臭が軽減されます。
入浴で乳酸を減少させることは、疲労回復と同時に体臭を改善する効果もあるのです。
汗をかくことによる体臭改善
体を芯から温めることで、毛穴が開き発汗も活発になります。
日頃から汗をかかない人は、臭いの強い汗をかきやすくなっています。
また、発汗によりアンモニアが体外に排出されることで、体臭改善に繋がります。
夜はシャワーだけでなく、湯船に浸かって汗をかきましょう。
リラクゼーション効果
湯船に浸かることは、毎日の生活の中で汚れを落とすだけでなく、リラクゼーションを含め、体質を改善させるのに効果的です。
ストレスと体臭には深い繋がりがあります。
精神的に緊張した状態が続くことによるストレスの結果、体臭を強くします。
リラックスするためにも湯船に浸かりましょう。
体臭改善に効果的な入浴方法
半身浴
体臭を改善する方法として、湯船に浸かることが効果的と分かりました。
その中でも、体を芯から温め、その状態を長時間保つ入浴と言えば、『半身浴』。
湯船に浸かる時には、肩まで入るのではなく、みぞおちより下の下半身だけをお湯に入れておく入浴法です。
半身浴のポイントは、38℃程度のややぬるめのお湯で、20分を目安に浸かることです。
これにより、体の芯から温めることが出来ます。
発汗作用が活発になり、体内の老廃物排出が促されるので、おすすめの入浴方法です。
反復浴
20分も続けて入るのが辛い人や、やっぱり湯船に全身浸かりたいという人におすすめなのが『反復浴』です。
40~42℃の熱いお湯に、1度にまとめて浸かるのではなく、数分ずつ数回に分けて入浴する方法です。
新陳代謝が上がり汗をかきやすくなるので、体内に老廃物が溜まりにくくなります。
反復浴を行う際は、肩が出ている状態の半身浴だと体全体が温まりきらず、効果が半減してしまうので注意しましょう。
まとめ
湯船に浸かることは疲労回復だけでなく、体臭防止する効果もあります。
単純にシャワーだけだと汗や皮脂が残ってしまうことだけが原因ではなく、疲労回復や血液循環、リラクゼーション効果によって体臭を改善・予防することが出来ます。
朝のシャワーでも睡眠時にかいた汗を流すことが出来ますが、夜にシャワーだけで終わらせるのは体臭改善のためにはおすすめ出来ません。
汗をかきやすい夏こそ、湯船に浸かって体臭を予防していきましょう!