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【メンズヘアスタイリングの基本】シルエット作りとワックスの付け方

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美容室に行ってかっこよくセットしてもらったけど、家に帰ってから自分でセットしたときに上手くいかない事はないですか?

その原因は、ワックスを付ける前の「シルエット作り」がしっかり出来ていないからかもしれません。

もしくは「ワックスのつけ方」が間違っていることが原因の場合もあります。

プロでは常識であるこの2つの基本をマスターするだけで、あなたのスタイリングレベルは格段にアップします。

そこで今回は、スタイリングが上手くいかない男性の為に「メンズヘアスタイリングの基本」についてご紹介したいと思います。

ワックスをつける前にしておくこと

ショートヘア男性

 

大半の男性の方は、ヘアスタイリングについて「ワックスなどのスタイリング剤を髪の毛に付けて形を作ること」だと思っているのではないでしょうか?

しかしそれは大きな間違いで、ワックスなどのスタイリング剤を髪の毛に付けるだけでは、髪の毛の形を作ることは出来ません。

言い換えると「ワックスなどのスタイリング剤は、髪の毛の形を作るためのものでは無い」ということです。

スタイリング剤の役割は、ドライヤーなどで乾かすことによって作った「髪の毛の形」をキープしたり、髪の毛に質感や束感を出すといったような、スタイリングにおいて補助的なものです。

補助的な役割のスタイリング剤だけでスタイリングを行っても、事前に形がしっかりと作られていないので、思ったような髪形にはなりません。

そこで重要になってくるのが「髪の毛の形作り=ドライヤーでのベース作り」です。

これがとても重要で、するのとしないのとではスタイリングのクオリティが全く違ってきます。

寝ぐせがついたままだったり、適当に乾かしただけだとワックスをつけても思い通りの髪型にはなりません。

ここで「ドライヤーでのベース作りのポイント」をしっかりと学んでおきましょう!

ドライヤーでのベースの作り方

1.髪全体を濡らす

寝ぐせなどの髪についてしまったクセは濡らさないと直すことが難しいので、根元の方からしっかり全体を濡らしていきます。

形作りで重要になるのは「根本」なので、毛先だけでなくしっかりと「根本」を濡らすようにしましょう。

水では無く、ミストタイプの洗い流さないトリートメントや寝ぐせ直しのミストを使用するのもありです。

 

2.ドライヤーで乾かす

ドライヤーで乾かすときは、しっかり地肌を指の腹で擦って「分け目がつかない様に」乾かします。

日本人男性の骨格は「ハチ張り絶壁」の人が多く、横の毛が膨らんでシルエットが四角くなりやすいので、サイドのボリュームを抑える為に、前に向かって乾かしていきましょう!

この「前に向かって乾かす」というのはベース作りにおいて最重要ポイントなので、必ず覚えておくようにしましょう。

 

3.形(シルエット)を作っていく

 

前に向かって乾かしながら、同時に「髪の毛の形=シルエット」を作っていきましょう。

「ポイント」

  1. サイドのボリュームを抑える
  2. トップのボリュームを出す
  3. 後頭部のボリュームを出す
  4. 前髪は臨機応変に

 

①サイドのボリュームを抑える

先程もお伝えしましたが、サイドはボリュームを抑えたい場所です。

サイドにボリュームがあるとハチが張って見えて、頭が四角くなり、かっこよく見えません。

ドライヤーを上から当てて、手で熱が冷めるまで押さえましょう。

そうすることによって、サイドのボリュームを抑えることが出来ます。

「根本の浮きを潰す」ことを意識しましょう。

 

②トップにボリュームを出す

トップはボリュームを出して、高さを出すことで頭の形が良く見せることが出来ます。

さらに動きを出すように乾かすことで、後から付けるスタイリング剤の効果がアップします。

乾かす際のポイントとしては、トップの毛を軽くにぎって、根元にドライヤーの風を当てるようにしましょう。

2、3秒おいて熱が冷めてから手を離すと、トップにふんわりとしたボリュームと動きが出ます。

理想のボリュームや動きになるまで、何回か繰り返しましょう。

「根本を浮かす」ことが重要です。

 

③後頭部にボリュームを出す

後頭部は絶壁だったり、ペタンコになりやすいので、ボリュームを出して横からのシルエットをかっこよく見せましょう。

トップ同様、後頭部の毛を軽く握り、持ち上げながらドライヤーの風を当ててあげるとボリュームが出ます。

 

④前髪は臨機応変に

前髪はやりたいデザインに合わせて臨機応変に乾かすようにしましょう。

上げたい場合は、下から上に。

下ろしたい場合は、上から下に。

流したい場合は、右から左、もしくは左から右に。

注意点として「前髪を分けたい場合」は、分け目を作らないように乾かして、後から分けた方が自然にカッコよく決まるので、分けたい場合でも分け目を作らないように乾かしましょう。

ワックスの選び方

メンズスタイリング

 

「ベースのシルエット作り」を学んだ所で、次はワックスの付け方なのですが、その前にワックスの種類について学んでおきましよう。

自分の髪質や、なりたいヘアスタイルに合っていないワックスを使うと、スタイリングがやりにくいだけでなく、逆にシルエットを壊してしまうこともあるので、しっかりとワックスは選ぶようにしましょう。

ワックスにはたくさん種類がありますが、ここでは代表的な3タイプのワックスをご紹介したいと思います。

 

ジェルタイプ

ツヤ感やウェット感を出したいヘアスタイルには、ジェルタイプがおすすめです。

キープ力も優れているので、バーバー系の2ブロックスタイルなど「キッチリ固めるヘアスタイル」には最適です。

しかし、束っぽい動きを出すような「遊びのあるヘアスタイル」には向いていません。

合っている髪質としては、普通毛~硬毛。

キープ力があるので、しっかりとした髪質のスタイリングに向いています。

逆に合っていない髪質は、細毛や軟毛。

スタイリング剤のベタつきにより髪のボリュームが抑えられ過ぎたり、切れ毛や抜け毛に繋がりやすくなります。

細毛や軟毛の方で、バーバー系の2ブロックスタイルなどにしたい場合は、柔らかいクリームワックスと、ハードスプレーで対応するようにしましょう。

 

おすすめのジェル

ロレッタ ハードゼリー

ロレッタ ハードゼリー

出典:loretta

ジェルを使っている男性の間ではとても有名な商品。

300gと大容量なのに、低価格でコスパが良いと評判のジェル。

使い心地も固すぎず、柔らかすぎずとオールマイティーに使いやすい商品になっています。

通称「ロレッタのバケツ」。

ファイバータイプ

ファイバータイプのワックスは良く伸びます。

束感も作りやすく、髪の毛への馴染みが良いことが特徴です。

どんな髪型や長さにも対応出来るので、スタイリング初心者さんにはおすすめです。

とくに、束っぽい動きを出すような「遊びのあるヘアスタイル」に向いています。

髪質もあらゆる髪質に対応出来るので「万能」であると言えるのですが、セット力を求める方や、ツヤ感を出したい方は物足りないと感じるかもしれません。

 

おすすめのファイバーワックス

ナカノ スタイリング ワックス 4F (ファイバータイプ) ハード

ナカノ スタイリング ワックス 4F
(ファイバータイプ) ハード

出典:NAKANO

ファイバーワックスといえば「ナカノ」と言われるくらい、昔から親しまれているナカノのワックス。

とても伸びが良く、束感を作りやすいという特徴があります。

セット力の違いによって6タイプに分けられているので、自分の髪質や欲しい強さによってワックスを選べるのも◎

ドライ(マット)タイプ

ドライタイプはツヤが出にくく、キープ力が高いワックスです。

髪が立ち上がりにくい人や、ボリュームを出したい人におすすめです。

「太い毛や固い毛にしっかりと動きを出すことが出来る」反面、ワックス自体の形状が重く固いため、細い毛や柔らかい毛に使うと、バサバサでまとまりの悪いヘアスタイルになってしまうことがあります。

男性用のワックスとして販売されているものは、このタイプのワックスが一番多いので、細い毛や柔らかい毛の男性はワックス購入前にしっかりと確認するようにしましょう。

おすすめのドライワックス

デューサー ドライペーストワックス 6デューサー ドライペーストワックス 6

出典:no3

超ロングヒット商品「デューサー」の中でも、ピカイチの使い心地の6番。

ショートヘアからミディアムヘアまで、あらゆる男性の髪に対応しやすく、幅広い男性に愛用されている逸品です。

初心者の方は、まずここから入ってみてはいかがでしょうか。

ワックスのつけかた

 

メンズヘアセット

1.手のひらにワックスを伸ばす

ワックスの量は髪の長さや毛量によって変わってきます。

ショートスタイルで大体10円玉くらいを目安につけていきましょう。

一度に大量のワックスをつけるのではなく、複数回に分けて細かくつける方がスタイリングが決まりやすいので、適量を心がけましょう。

ワックスを手にとり、両手でこすり合わせてムラなく伸ばしていきます。

 

2.ワックスをつける

 

つける順番としては

後頭部→両サイド→トップ→前髪

 

の順につけていきます。

地肌につかないように下から上に満遍なくつけていきます。

髪全体を一度全部上に上げてしまったら、手を左右に振りながら髪を下に降ろしていきます。

 

前髪はつけすぎると割れてしまい、バーコードのようになってしまうので、最後に手に残っている少量のワックスを少しだけつけてスタイリングしてください。

 

 

3.ひし形のシルエットをイメージする

ひし形のシルエットが一番頭の形がキレイに見えるので

  1. トップにボリュームを出す
  2. サイドはボリュームを抑える
  3. 後頭部にボリュームを出す

これらをイメージしてセットしていきましょう。

 

4.毛先に動きをつける

動きをつけたい箇所の毛先をつまんで、束感を出していきます。

その後、全体のバランスを見て整えていきましょう。

 

5.スプレーで形をキープさせる

最後に形が崩れないようにスプレーで全体を固定させます。

このとき、全体に満遍なく行き渡るように20~30センチは離して噴射してください。

全体にスプレーをした後、細くて柔らかい毛の人や、トップがペタンコになりやすい人は、指でつまんで持ち上げてスプレーで根本を固めていくとボリュームもがキープ出来ます。

まとめ

 

いかがでしたでしょうか?

男性のヘアスタイリングにおいて、スタイリング剤を付ける前の「ベース作り」は極めて重要です。

今まで「ベース作り」に目を向けていなかった人は、一度きっちり形を作ってからスタイリング剤をつけてみましょう。

きっと今までよりもクオリティの高いスタイリングが出来ると思いますよ!

 

その他メンズヘアスタイルに関してはこちらの記事を参考にしてみてください。

【メンズパーマ完全ガイド!!】初めてのパーマの不安を徹底解消!!

【美容師おすすめ!】初心者でもお洒落なメンズヘアカラーをご紹介!

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